医療コラム COLUMN

過蓋咬合はインビザラインで治せる?放置するリスクや原因など

過蓋咬合は歯並びだけ見れば問題ないケースが多く気づかれにくいですが、噛み合わせに異常がある不正咬合のひとつです。 そのため、お口の健康にも影響を与えていることが多いです。 今回は、過蓋咬合はインビザライン矯正によって改善することはできるのか、過蓋咬合にはどのような症状、リスクがあるのかを詳しく解説していきます。 過蓋咬合はインビザラインで治せる? 結論から言うと、過蓋咬合をインビザラインで治療することは可能です。しかし、過蓋咬合には様々な原因があり、重症度も人それぞれです。そのため、場合によってはインビザラインでの治療が難しい症例もあります。 その場合は、ワイヤー矯正とインビザラインの併用、またはワイヤー矯正のみでの治療が必要になります。 そもそも過蓋咬合とは 過蓋咬合とはディープバイトとも呼ばれ、上下の歯の噛み合わせが、異常に深い状態を指します。 通常は、歯並びを正面から見たとき、上の前歯は下の前歯を2〜3ミリ(4分の1程度)隠しています。過蓋咬合では、上の前歯が下の前歯を半分以上隠していたり、全部隠したりしています。 前歯が正しく噛み合っていないため、奥歯に偏った力がかかり、さまざまなリスクを伴います。 過蓋咬合の原因4つ 過蓋咬合になる原因としては、以下の4つが考えられます。 ①顎の位置・大きさ 過蓋咬合には顎の位置・大きさが大きく関係してきます。上顎が下顎よりも前方に位置している場合や、逆に下顎が後方に位置している場合に過蓋咬合になることがあります。 また、上顎または下顎が著しく発達している、もしくは発達が不足している場合には過蓋咬合になる可能性が高いといえるでしょう。 ②歯の生え方 歯の生え方が原因となって過蓋咬合になることもあります。 具体的には上の前歯が前方に傾いている、下の前歯が舌側に傾いている場合や、上の前歯が伸びている、奥歯に高さがない場合です。 ③日常の癖 日常の癖は幼少期から続いていることが多いです。具体的には、 口呼吸 指しゃぶり 舌で前歯を押す 爪や唇を噛む 頬杖 食いしばり、歯ぎしり などです。 これらの癖が幼少期から続いていると、顎の成長に影響を与えたり、口元の筋肉のバランスが悪くなり、歯並びが崩れる大きな原因になります。また、食いしばりや歯ぎしりも歯が削れて奥歯が低くなるため、過蓋咬合を引き起こすことがあります。 ④奥歯の虫歯の放置 奥歯の虫歯を放置しておくと、歯の高さが失われてしまうことがあります。 また、奥歯の虫歯を削ったまま詰め物や被せ物を入れずにそのままにしておくと、高さがないため、噛み合わせが深くなることがあります。 過蓋咬合を放置し続けるリスク 過蓋咬合を放置することは様々なリスクがあります。ここでは代表的なものを5つご紹介します。 ①滑舌・発音 過蓋咬合の場合、下顎の動きや口腔内での舌の動きが制限されてしまうため、滑舌や発音が悪くなってしまうことがあります。 特に、サ行・タ行など舌を使って発音する場合に不明瞭であることが多いです。 ②外見 過蓋咬合は、上の前歯が下の前歯に覆い被さっているため、笑った時に歯茎が見える「ガミースマイル」になりやすいです。機能的な弊害はないものの、審美性の低下からコンプレックスに感じる人も多いです。 他にも、嚙む力が強くなってしまうので咬筋が発達してしまい、エラが張ることもあります。 ③顎関節症 過蓋咬合は顎関節症を引き起こす可能性も高いです。 上顎が覆いかぶさっているため、本来自由に動かせる下顎の動きが制限されてしまい、会話や食事の際に、顎関節に大きな負担がかかってしまうのです。 ④歯茎の損傷 噛み合わせが深いことで、下の歯が上の歯茎に当たってしまい傷がつくことがあります。 咀嚼や歯ぎしりなどで繰り返し傷がつくことで、傷の直りが遅くなってしまったり、歯周病などの症状が出てしまうこともあります。 ⑤歯の寿命 過蓋咬合の場合、奥歯に負担がかかってしまうので、奥歯が欠けたり、摩耗してしまいます。歯が摩耗すると一番外側の層(エナメル質)が削れ、知覚過敏になってしまう可能性があります。 知覚過敏が進行すると、冷たいものや温かいものだけでなく、甘いものや刺激物でも症状が出てしまうのです。 インビザラインで過蓋咬合を治療する方法 インビザラインで過蓋咬合を治療するには、歯を挺出(ていしゅつ)させることと、圧下(あっか)させることが必要となります。挺出は歯を引っ張り出す動きのことで、これにより歯に高さを出します。 一方で、圧下は歯を押し込む動きのことで、歯の高さを低くすることで噛み合わせを浅くします。 この2つの動きによって治療を進め、過蓋咬合を改善します。 しかし、インビザラインだけで治療できる過蓋咬合の症例は一部であり、ワイヤー矯正との併用やワイヤー矯正のみでの治療が適している場合もあります。 インビザラインで過蓋咬合を治療するのにかかる期間 インビザラインで過蓋咬合の治療をする際にかかる期間は平均で2年~2年半ほどです。しかし、お口の中の状態には個人差があるため、重症度などによって期間は大きく変わります。 また、矯正以外の処置が必要になった場合や、思うように治療が進まない場合は期間が延びる可能性もあります。 詳しい期間を知るためにはカウンセリング・精密検査を受ける必要があります。 インビザラインで過蓋咬合を治療するのにかかる費用 インビザラインで過蓋咬合の治療をする際にかかる費用は平均で80万円〜100万円程度です。期間と同様に、お口の中の状態には個人差があるため、重症度などによって費用は大きく変わります。 また、歯列矯正は自費診療なので歯科医院によっても費用の差が生じます。 詳しい費用を知るためにはカウンセリング・精密検査を受ける必要があります。 過蓋咬合をインビザラインで治したい方は、横浜市瀬谷区の「三ツ境駅前スマイル歯科」にご相談ください 過蓋咬合は放置しておくと様々なリスクが生じるため、治療を開始したいと思う方も多いでしょう。過蓋咬合をインビザラインで治療することは可能です。 また、インビザラインでの治療には目立ちにくい、取り外しが可能といったメリットも多いため、過蓋咬合の方のみならず人気な矯正方法です。 しかし、症例によってはワイヤー矯正との併用が必要になったり、インビザラインでの治療が不向きな場合もあります。 インビザラインでの治療が可能なのか、費用や期間はどのぐらいかかるのかを知るためには、歯科医院でカウンセリング・精密検査を受ける必要があります。 三ツ境駅前スマイル歯科では、費用・期間や理想の歯並びなど、患者さまの要望に沿った治療計画を提案させていただきます。 LINEでお口の写真を送っていただくと、オンラインでの矯正相談も可能です。ぜひ、三ツ境駅前スマイル歯科にご相談ください。 LINEでの矯正相談はこちら

2025.03.28

インビザラインで横顔は変わらない?横顔に影響する歯並びとは

矯正によって横顔が変わるかどうかは、歯並びや骨格によって個人差があります。 そのため、矯正を始めて横顔が大きく変化する方もいれば、ほとんど変わらない場合もあります。 今回はインビザライン矯正で横顔は変化するのか、変化する歯並びの特徴などを詳しく解説していきます。 インビザラインで横顔は変わらないって本当? インビザラインは目立ちにくさ、痛みの少なさなどから、矯正治療の中でも特に人気のある治療方法です。 インビザラインによって横顔が大きく変化するのは、歯並びの不正が大きく横顔に影響を与えている場合ですが、インビザラインは歯並びを改善するための方法ですので、必ずしも横顔が変わるとは言い切れません。 また、歯並びによってはインビザラインでの治療が適応にならないこともあるので注意しましょう。 インビザラインによって生じる顔の変化は、主に歯の位置と顎の関係の変化に依存します。 噛み合わせが改善され、顔全体の印象がすっきりすることもありますが、あくまで歯並びや噛み合わせの改善に伴う部分的な変化であることを理解しておくことが大切です。 横顔に影響を及ぼす歯並び 横顔に大きな影響を与える歯並びの例としては、以下の3つが挙げられます。 ①出っ歯(上顎前突) 出っ歯は横顔に大きな影響を与えるため、矯正を検討する大きな理由になります。出っ歯には3つのパターンが存在するといわれています。 歯が前に傾いて出っ歯になっている(歯槽性上顎前突)歯槽性上顎前突は上下の顎の骨に問題があるのではなく、歯が前に傾いているために出っ歯になっている状態です。 骨格的に出っ歯になっている(骨格性上顎前突)骨格性上顎前突は上顎が過剰に成長してしまっている、または下顎の劣成長など骨格の問題によって出っ歯になっている状態です。この場合、歯並びは悪くなくても出っ歯に見えてしまうことが多いです。 上記の2つが混在している上記の中でインビザラインでの治療が可能とされているのは、歯槽性上顎前突と軽度の骨格性上顎前突です。 ②受け口(下顎前突) 受け口は横顔だけでなく、正面からの顔の印象にも大きな影響を与えます。 受け口になる原因としては、遺伝、幼少期の癖、発育不全などが考えられます。幼少期に受け口の症状がみられる場合は、早い段階での治療開始が望ましいとされています。 成人してから治療を開始する場合、インビザラインが適応になる症例は少なく、多くの場合は抜歯や外科的な治療が必要になります。 ③口ゴボ(上下顎前突) 口ゴボとは、骨格や歯並びにより上下の歯や唇が前方に突出している状態を指します。 口元が全体的に前に出ているため、正面だけでなく、横からの見た目に大きな影響を与えます。 口ゴボの原因としては以下の5つが考えられます。 1.下顎の位置・大きさなどの骨格 2.上唇と歯茎の間が長い 3.アデノイド顔貌 4.歯の生える向き 5.幼い頃の口腔習癖 受け口と同様に骨格を原因としている場合や抜歯を必要としている場合は、インビザラインでの治療自体が難しい場合もあります。 インビザラインで横顔を整える治療法 歯をきれいにならべるためには、歯列から出ている歯を並べるためのスペースが必要です。スペースを確保する方法としては、「IPRを行う」「抜歯を行う」の2通りの方法があります。 また、治療前の口の状態によっては抜歯を必要としないケースもあります。以下に詳しくご紹介します。 1.IPRを行う IPR(Interproximal Reduction)とは、歯と歯の間をわずかに削ることで隙間を作り、歯を移動しやすくする方法です。 インビザライン矯正において、歯列全体のスペースが若干不足している程度であれば、IPRで対応できることが多く、抜歯せずに矯正治療が進められます。 また、IPRは痛みが少なく、治療期間の短縮にもつながるため、患者様にとっても負担が少ないメリットがあります。 ただし、削る量には限度があり、歯に大きなスペースが必要な場合や重度の歯列不正の場合には適用が難しいとされています。 2.抜歯を行う IPRでは歯を動かすスペースが十分に確保できない場合や歯周病や虫歯が進行している場合、歯の向きが不自然に生えている場合(親知らずなど)は抜歯を行うことが多いです。 インビザラインはワイヤー矯正と異なり、複雑な歯の向きの修正が難しいため、抜歯することでスムーズな治療が可能になります。 抜歯を行うことで様々な歯並びに対応できる、歯肉退縮を防ぐことができる、治療計画を立てやすくなるなど様々なメリットも存在する一方で、健康な歯を抜かなければいけない、治療期間が長くなるといったデメリットも存在します。 メリット・デメリットは人によって異なるため、自分の症例に抜歯が必要かどうかを知るためには、詳しい検査と歯科医師の正しい判断が必要となります。 3.抜歯を行わない 抜歯を行わない場合は、歯列を外側(頬側)に拡大することでスペースを確保したり、奥歯を後方に移動(遠心移動)することでスペースを確保します。 歯列の拡大は、特に子どもや若年層において効果が出やすいですが、大人でも適応できるケースがあります。顎の骨が柔軟であることが条件の一つであり、この条件が整っていれば抜歯せずに治療を進めることが可能です。 遠心移動では、前歯にスペースがない場合、奥歯を後方に動かすことで前歯に必要な空間を作り出せるため、重なりのある歯を抜歯せずに治療することが可能です。 奥歯を後方へ動かす処置は、特に上顎において効果が期待できます。遠心移動が可能な場合、歯並びを整えるだけでなく、顎のバランス改善にもつながり、顔全体の調和を図ることができます。 ただし、奥歯を後方に動かすには骨の構造や口腔内の状態が適している必要があるため、専門家の診断が不可欠です。 インビザラインで横顔はどう変わる? インビザラインで横顔が改善する際、特に変化する場所として3つ挙げられます。 ①Eライン Eラインとは横顔の鼻先と下アゴの突端部を直線で結んだラインのことをいいます。 正式にはエステティックラインと言い、横から見て、人差し指を鼻先とアゴ先にまっすぐ付けた時に唇が人差し指につかない・もしくは少し触れる程度の状態が理想のEラインと言われています。 歯並びによってEラインが乱れている場合は、インビザラインで改善することは可能ですが、骨格が原因となっている場合は矯正のみでの改善は難しく、外科的な処置が必要となることもあります。 ②フェイスライン インビザライン治療が進み、歯並びが改善されるとフェイスラインにも変化が見られることがあります。 歯並びの改善により上下の顎のバランスが改善され、特に顎のラインがしっかり見えるといったことが期待できます。 ③エラ エラ部分には咬筋という筋肉がついています。この筋肉は噛み合わせの問題や過度な緊張が原因で過剰に発達してしまい、目立ってしまうことがあります。 インビザラインで治療を行うことで噛み合わせが改善し、緊張や発達が解消されることでエラ張りが目立ちにくくなることがあります。 しかし、エラ張りには筋肉だけでなく骨格も関与している場合が多いため、インビザラインの治療のみで改善することは難しいかもしれません。 インビザラインで横顔を整えるのにかかる期間 インビザラインで横顔を整えるためにかかる期間は、歯並びや口の状態によって異なります。 出っ歯、受け口、口ゴボにも様々な原因と重症度が存在するため、詳しい期間を知るためには、精密検査を受けなければなりません。 目安としては、1年〜2年ほどかかる場合が多いですが、矯正以外に処置が必要な場合や抜歯を行う場合は期間が延びる可能性もあります。 インビザラインで横顔を整えるのにかかる費用 費用に関しても期間と同様に、歯並びや口の状態によって大きく異なります。 目安としては、80〜100万ほどかかる場合が多いですが、抜歯や外科的な処置が必要な場合は追加費用がかかることがほとんどです。 また、歯科矯正は自費診療なので、歯科医院によっても費用が異なります。 こちらも詳しい費用を知るためには、精密検査を受ける必要があるので、一度自分にあった歯科医院に相談することをおすすめします。 インビザラインで横顔を整えたい方は、横浜市瀬谷区の「三ツ境駅前スマイル歯科」にご相談ください インビザライン矯正で歯並びや噛み合わせが改善することで、Eラインやフェイスラインなどが整うことがあります。 しかし、インビザラインはあくまで歯列矯正なので、確実に横顔が改善されるとは言えません。 抜歯をするのかしないのかによっても、横顔の変化は大きく異なります。 また、同じようなお口の状態でも、骨格に問題があるのか、歯並びに問題があるのかによってインビザラインが不向きな場合もあります。 自分の歯並びにインビザラインが適応するのか、横顔がどのぐらい変化するのかを知るためには、精密検査を受ける必要があります。 三ツ境駅前スマイル歯科では、横顔の変化のシミュレーション作成や、患者様の要望に沿って複数の治療計画を作成することも可能です。 経験豊富な歯科医師・スタッフがカウンセリングから治療まで担当いたします。 また、LINEでお口の写真を送っていただくことで、オンラインでの矯正相談も可能です。ぜひ、三ツ境駅前スマイル歯科にご相談ください。 LINEでの矯正相談はこちら

2025.03.21

インビザラインの部分矯正を徹底解説!費用や期間、適応する歯並びなど

前歯の捻じれを治したい、1本だけ歯列からズレている歯を治したいなど、様々な理由で部分矯正を検討中の方も多いと思います。 部分矯正は全体矯正と比較しても期間や費用を抑えられるメリットもあります。しかし、全ての症例が部分矯正の対象になるわけではありません。 部分矯正を希望していたけれど、全体矯正が必要な症例だった…ということも少なくありません。 今回はインビザラインでの部分矯正について詳しく解説していきます。 インビザラインで部分矯正はできる? 結論からいうと、インビザラインでの部分矯正は可能です。 しかし、冒頭でも触れたように全ての症例が対象になるわけではなく、場合によっては全体矯正が必要になってしまうこともあるのです。 対象となる歯並びとしては、軽い歯並びの不正(ズレや捻じれなど)、抜歯を必要としない症例になります。 部分矯正の対象になるかどうかは、歯科医院で精密検査を受け、医師の診断を通じて判断する必要があります。 インビザラインで部分矯正ができる歯並び インビザラインで部分矯正可能な歯並びとしては、基本的に抜歯をせずに、歯の傾斜や大きさを変えることで並び・捻じれを改善することのできる歯並びが対象となります。 大きく分けると以下の3つが挙げられます。 ①軽度の不正咬合 不正咬合は、顎の大きさと歯の大きさの不一致、小さい頃の悪習癖などによって引き起こされることが多いです。 前歯が1本だけ内側に入っている、前歯のすきっ歯など不正咬合による症状が軽度であれば、インビザラインの部分矯正によって歯並びの不正を治すことが可能です。 上前歯の捻じれと突出が気になる症例 期間:4ヶ月 ②軽度の捻転 軽度の捻転歯の方も前歯のみのインビザライン矯正で治療することをおすすめします。 捻転歯とは捻じれて生えている歯のことで、主な原因として歯が生えるスペースが足りないことが挙げられます。 前歯だけが捻れているといった軽度の場合の捻転歯のみ、インビザラインの部分矯正で治療可能です。 下前歯にガタツキが気になる症例 期間:5ヶ月 ③矯正後の後戻り 矯正後の後戻りにより、歯並びが崩れてしまった方にもインビザラインでの部分矯正が向いています。 矯正後、後戻り防止のために保定装置(リテーナー)を装着していないと後戻りしてしまい、一度きれいになった歯並びも崩れてしまいます。 矯正後の歯並びは歯が動きやすいので、部分矯正によって歯並びの改善が可能です。 大きく崩れてしまっている場合は部分矯正の対象にならないこともあります。 後戻りによる下前歯のガタツキが気になる症例 期間:3ヶ月 インビザラインで部分矯正ができない歯並び インビザラインでの部分矯正ができない歯並びは抜歯が必要になる歯並びの場合や、骨格的な問題によって歯並びに不正が生じている場合などです。 以下にその場合に有効な矯正方法をご紹介します。 ①歯列全体の噛み合わせに問題がある 不正咬合が重度であり、歯列全体、特に奥歯の噛み合わせに問題がある場合は部分矯正の対象にはなりません。 奥歯の噛み合わせは審美的な面だけでなく、お口の中の機能面に大きな影響を与えるため、全体的な矯正が必要となります。 ②抜歯が必要 部分矯正を行う場合、歯を並べるためのスペースを確保するためにIPR(歯と歯の間を削りスペースを作る方法)を用います。 しかし、IPRだけでは十分なスペースを確保できず、抜歯が必要となる場合はワイヤー矯正での治療が必要になります。 ワイヤー矯正には表側矯正と裏側矯正があるため、矯正器具を目立たせたくない方には裏側での矯正がおすすめです。 ③左右が非対称 上下の前歯の中心を専門用語で「正中」と呼びますが、この正中が上下でズレている場合にはインビザラインで部分矯正をすることはできません。 正中がズレる原因となるのは「歯」と「顎」の2種類があります。歯が原因となってズレが生じている場合は、全体矯正によって歯並びを改善することができます。顎が原因となっている場合は、矯正だけでなく外科手術を必要とする可能性もあります。 ワイヤー矯正とインビザライン矯正の併用症例 インビザラインで部分矯正を行うメリット インビザラインで部分矯正を行うメリットとしては、以下の3つが挙げられます。 短い期間で治療できるこれは部分矯正を検討する大きなメリットのひとつです。全体矯正を行う場合、最低でも1〜2年ほど期間を必要としますが、部分矯正の場合はその半分ほどで治療が終わることがほとんどです。症状によっては3か月程度で完了することもあります。 矯正費用が抑えられるこちらも部分矯正を検討する大きなメリットです。期間と同じように、全体矯正の半分ほどの費用に抑えられることが多く、50〜60万円ほどで治療が可能です。基本的に矯正治療は自由診療になるので、歯科医院によって費用は大きく異なります。自分にあった歯科医院を見つけたら、一度カウンセリングを受けてみて自分の症状の場合はどの程度費用がかかるのか、確認することもおすすめです。 痛みや違和感が少ないもともとインビザライン矯正はワイヤー矯正に比べて痛みが少ないといわれています。部分矯正であれば、より歯を動かす期間や移動量が少ないため、全体矯正と比較しても痛みや違和感が少なくなります。 インビザラインで部分矯正を行うデメリット インビザラインで部分矯正を行うデメリットとは、以下の3つが考えられます。 全体矯正と比べると対応できる症例が少ない部分矯正を検討するうえで一番のデメリットとなるのが、対応できる症例が少ないことでしょう。症状が軽度であること、抜歯を必要としないことなど様々な条件があります。自分では部分矯正で対応できる症例であるかどうかを判断することは難しいため、歯科医院での精密検査が必要となります。 アライナーの管理が必要インビザライン矯正では1日22時間以上のマウスピース装着が推奨されています。付け忘れなどにより、この時間を下回ってしまうと矯正の効果を十分に感じることは難しいことはもちろん、後戻りの可能性もあります。また、透明のマウスピースを使用するため、紛失してしまうことも少なくありません。付け忘れや装着時間の管理が難しい方は、スマホのアプリなどを活用することをおすすめします。紛失を防ぐために外した際にティッシュなどにくるむのではなく、専用のケースを使用することも大切です。 噛み合わせ自体の治療はできないインビザラインで部分矯正を行う場合は、軽度の歯並びの不正を改善することを目的としているため、噛み合わせを改善することはできません。嚙み合わせを改善するには、歯全体のバランスを考慮して治療を進めていく必要があります。そのためには全体矯正を行わなければなりません。 インビザラインの部分矯正にかかる期間・費用 インビザラインでの部分矯正は全体矯正と比較すると、期間・費用どちらも大幅に抑えることができます。期間に関しては、全体矯正の半分程度の6ヶ月~12ヶ月程度、場合によっては3ヶ月~6ヶ月で終わる場合もあります。 費用に関しては、歯科医院によって大きく異なりますが、平均は50~60万円程度に抑えることができるでしょう。しかし、初期費用には含まれない追加費用が必要な場合もあるので、注意しましょう。 詳しい期間・費用を知るためには、カウンセリング。精密検査を受ける必要があります。 インビザラインの部分矯正をご検討中の方は横浜市瀬谷区の「三ツ境駅前スマイル歯科」にご相談ください 部分矯正は全体矯正と比較しても期間や費用を大幅に抑えることができ、矯正を検討している方にとっては治療を始めやすい方法のひとつです。 しかし、部分矯正には条件がたくさんあり、対応できる症例が少ないことは大きなデメリットといえるでしょう。 部分矯正で改善できるかどうかを患者様自身で判断することは難しいため、必ず歯科医師の診断が必要になります。 また、歯科医師の判断ミスにより、部分矯正で治療を始めたのに、歯並びが改善されず最終的に全体矯正を行うことになる可能性もあります。 そのため、歯科医院選びを間違えないことも矯正を始めるうえではとても重要になります。 三ツ境駅前スマイル歯科では、経験豊富な歯科医師・スタッフがカウンセリングから治療まで担当いたします。 また、LINEでお口の状態を写真で送っていただき、オンラインで矯正相談を行うことも可能です。 インビザラインでの部分矯正を検討中の方はぜひ、三ツ境駅前スマイル歯科にご相談ください。 LINEでの矯正相談はこちら

2025.03.14

インビザラインで八重歯を治療する方法4つ!メリット・デメリットも

「八重歯」と聞くと、笑ったときや口を開けたときに見える歯を思い浮かべる方も多いと思います。 日本では可愛らしいというイメージを持たれることも多いですが、コンプレックスに感じている方もいらっしゃると思います。 今回はインビザラインで八重歯を治療することは可能なのか、メリットやデメリットを含め詳しく解説していきます。 インビザラインで八重歯は治療できる? インビザライン矯正で八重歯を治療することは可能です。しかし、八重歯の中でもインビザラインでの治療ができない症例もあります。 八重歯の1本だけが突出している場合や噛み合わせに問題がない場合はインビザラインで対応できるでしょう。 しかし、歯と歯の重なりが大きい場合や歯を大きく移動させないと歯並びの改善ができない場合は、ワイヤー矯正との併用によって治療を進める可能性もあります。 ご自身でインビザラインで治療可能かどうかを判断することは難しいと思いますので、一度歯科医院で矯正相談を受けることをおすすめします。 そもそも八重歯とは そもそも八重歯とは、上の3番目の歯(犬歯)が他の歯に比べて前に突出して生えている状態を指し、専門用語では「上顎犬歯低位唇側転位」と言います。 八重歯になる理由は、もともと顎が小さい場合や、顎に対して歯が大きい場合に犬歯が生えるスペースが確保できず、歯列からはみ出て生えてきてしまうからです。 また、本来の生え変わりの順番とは違う順番で生え変わってしまうと、他の歯にスペースを奪われてしまい八重歯になってしまいます。 インビザラインで八重歯を治療する方法 インビザラインで八重歯の矯正を行う方法としては以下の4つが挙げられます。 ①遠心移動 抜歯をせずに治療する方法の一つで、奥歯を後ろに移動させることでスペースを確保し、八重歯を矯正します。 しかし、遠心移動は歯を支えている歯槽骨がある範囲でしか移動できないため、親知らずがある場合は親知らずの抜歯が必要になることが多いです。 ②歯列の側方拡大 こちらも抜歯をせずに治療する方法の一つで、歯列を頬側に広げてスペースを確保します。 しかし、側方拡大できる距離にも個人差があるため、理想の歯並びにするために必要なスペースを確保できない可能性もあります。 ③IPR IPRはやすりなどを使用して歯と歯の間に0.1mm単位で隙間を作ることで歯を動かすスペースを確保します。 ④抜歯 顎と歯のサイズの不調和や八重歯の重なりが強い場合は抜歯をしてスペースを確保する必要があります。 抜歯する場合は前から4、5番目の歯が選択されることが多いです。 インビザラインで八重歯を治療するのにかかる期間・費用 インビザライン矯正で八重歯を治療する際の費用や期間はお口の状態や治療ゴールの設定によって大きく変わります。 費用は平均70〜100万円ほどかかるでしょう。基本的に矯正治療は自由診療のため、歯科医院によって費用は異なります。ワイヤー矯正との併用や抜歯などには追加費用がかかる歯科医院も多いです。 期間の目安は1年半〜3年ほどです。費用と同様、ワイヤー矯正との併用や抜歯の有無、歯並びの状態によって異なります。 費用・期間について詳しく知りたい場合はカウンセリングだけでなく精密検査を受ける必要があります。 インビザラインで八重歯を治療するメリット・デメリット インビザラインで八重歯を治療するメリット・デメリットをご紹介します。 メリット インビザラインでは透明のマウスピースを使用して治療を行うため、日常生活や仕事への影響を最小限にすることができます。 枚数を重ねることで徐々に歯を動かすため、ワイヤー矯正と比較すると痛みが少ないといわれています。また、金属を使用しないため、口腔内を傷つける心配もありません。 食事や歯磨きの際には装置の取り外しが可能なため、口腔内の清潔を保つことができます。 デメリット インビザラインは装着時間22時間以上が推奨されています。この時間を下回ってしまうと十分な効果を得られないことはもちろん、後戻りなどのリスクもあります。 インビザラインは全ての症例に対応できるわけではありません。歯並びや骨格的な問題など、人によってはインビザラインでの矯正が難しくなります。 インビザラインで八重歯を治療したい方は、横浜市瀬谷区の「三ツ境駅前スマイル歯科」にご相談ください インビザラインでの治療には様々なメリットがありますが、同じようにデメリットも存在します。 症例によっては抜歯が必要になったり、インビザライン以外の治療方法が適切な場合もあります。 自身のお口の中の状態、歯並びにはどの治療方法が適しているのか、費用や期間も含めて知りたい方は、カウンセリング・精密検査を受ける必要があります。 三ツ境駅前スマイル歯科では、経験豊富な歯科医師・スタッフがカウンセリングから治療まで担当し、患者様一人ひとりの要望やお悩みに合わせた治療方法をご提案をさせていただきます。 インビザライン矯正で八重歯の治療をご検討中の方はぜひ、三ツ境駅前スマイル歯科にご相談ください。 LINEでの新規矯正相談のご予約も承っております。 LINEでの矯正相談はこちら

2025.03.07

インビザラインはむし歯になりやすい?むし歯があっても治療は開始できる?

インビザラインでの治療を検討されている方の中には、むし歯があった場合はどうするのか、矯正中はむし歯のリスクが高いのか、気になる方も多いと思います。 インビザラインに限らず、矯正中の口腔内の管理はとても大切になってきます。 今回はインビザライン矯正前後のむし歯があった場合の対処法、むし歯にならないための予防法を詳しく解説していきます。 むし歯があったらインビザライン矯正は始められない? 矯正を開始する前には必ず精密検査を行います。その段階でむし歯が見つかった場合は、状態にもよりますが、矯正治療を始める前にむし歯治療を行うことが多いです。 理由としては、インビザライン矯正中にむし歯が進行してしまうと治療を中断しなければならない可能性もあるからです。 また、むし歯の治療を行い、詰め物やかぶせ物をすると、元の歯の形や大きさが変わることがあります。 そのため、むし歯治療後に矯正のためのデータ取り(歯の型取り、スキャンなど)をした方がマウスピースの不適合による作り直しなどをしなくて済みます。 インビザライン矯正はむし歯になりやすい?むし歯になる原因 インビザライン矯正によりむし歯が増えてしまう原因としては、大きく3つあります。 口内が乾燥しやすいため 1つ目は口腔内が乾燥するからです。マウスピースを長時間装着していると唾液の分泌量が減ってしまう方も少なくありません。 口腔内が乾燥すると、細菌が繁殖しやすくなったり、汚れが固まってしまい歯ブラシで落としにくくなったりします。 マウスピースで歯が覆われるため 2つ目は歯がマウスピースで覆われてしまうからです。 唾液が直接歯に触れないため、唾液の自浄作用や抗菌作用を期待できなくなってしまうのです。 アタッチメントに汚れが溜まりやすいため 3つ目はアタッチメントに汚れが溜まってしまうからです。 アタッチメントとはマウスピースをしっかり歯に固定させ、より歯を移動させる圧力をかけるために歯に付ける突起物のことです。 歯と同じような色のレジン材を使用するため、見た目はあまり目立ちませんが取り外しができないのでしっかりケアをしないと汚れが溜まって、むし歯のリスクが高くなってしまいます。 インビザライン矯正中にむし歯になりやすい部位 インビザライン矯正中にむし歯になりやすいとされている部位をご紹介します。 歯並びが悪い場所歯並びが悪い場所は歯と歯が重なっていたり、歯ブラシが届きにくい場合が多いです。普段の口腔ケアだけで汚れを落としきることが難しい場合は、歯科医院でメンテナンスを受けることも必要になります。 歯間歯と歯の間はインビザライン矯正中のみならず、むし歯になりやすい部位です。歯ブラシだけでは歯と歯の間を清掃することはできません。必ずフロスや歯間ブラシを使用してケアするようにしましょう。 親知らずこちらも矯正中に限らず、むし歯になりやすい部位です。生え方が斜めや横向きで歯の一部分だけが見えている状態の場合も多く、一番奥に生えているため歯ブラシも届きにくく、鏡で汚れを落とせたか確認することも難しいです。 インビザライン矯正中のむし歯を防ぐ方法 インビザライン矯正中のむし歯を予防するための方法をご紹介します。 こまめに水分補給やうがいをする むし歯の原因となりうる口腔内の乾燥を防ぐためにも積極的な水分補給、こまめなうがいが効果的です。 口腔ケアを徹底する 普段の口腔ケアにフロスや歯間ブラシを追加したり、マウスウォッシュを行うことも有効的です。 また、常に口腔ケアアイテムを持ち運ぶことで外出先でも口腔ケアを行うことができます。 マウスピースを清潔に保つ マウスピースを取り外した際には必ず流水やブラシで清掃することが大切です。 しかし、硬いブラシで磨いてしまうとマウスピースに傷がついてそこに汚れがたまったり細菌が繁殖する可能性もあるので気を付けましょう。 マウスピース専用のクリーナーを活用することもおすすめです。 マウスピースを装着する前は必ず歯を磨く マウスピースを装着すると歯と汚れが密着し、むし歯になる可能性が高くなってしまうので、装着前には必ず歯を磨きましょう。 歯みがきができない場合は、最低でもうがいをしてから装着するようにしましょう。 定期的に歯のクリーニングをしてもらう 普段のケアだけでは完璧に汚れを落とすことはできません。歯科医院での定期的なクリーニングを受けるようにしましょう。 また、クリーニングだけでなく、定期検診を受けることでむし歯の早期発見、対処ができます。 インビザライン矯正中にむし歯が見つかったら もしも矯正中にむし歯が見つかった場合は、むし歯の状態によって3つのパターンが考えられます。 1つ目は、矯正を一度中断して先にむし歯の治療を進めるパターンです。むし歯が進行しており、治療を優先する必要がある際にはこの方法がとられることが多いです。 しかし、詰め物やかぶせ物をする治療の場合はマウスピースが不適になり、マウスピースの再作製が必要になる可能性もあります。 2つ目は、矯正と並行してむし歯の治療を行うパターンです。1日で完了する軽度のむし歯治療の場合は、治療後そのままマウスピースを装着することが可能です。 数回に分けて行う治療でも歯の形が大きく変わらない場合は、この方法をとることも少なくありません。 3つ目は、矯正治療を先に終わらせるパターンです。むし歯治療によってマウスピースを再作製するリスクもあるため、矯正終了時期が近い場合はこの方法をとることもあります。 むし歯が見つかった段階で応急処置をして、インビザライン矯正を進めます。 しかし、応急処置のみでむし歯が完治することはないので、矯正完了後すぐにむし歯の治療を行う必要があります。 インビザラインによるむし歯が心配な方は、横浜市瀬谷区の「三ツ境駅前スマイル歯科」にご相談ください インビザライン矯正の開始前後でむし歯が見つかることは少なくありません。 治療を行うことになると、むし歯の状態や矯正の進み具合から総合的に判断されます。 しかし、矯正中の治療になると場合によっては矯正を一度中断したり、マウスピースを再作製する可能性もあります。 また、矯正中はむし歯のリスク自体が高くなってしまうこともあるので、普段から予防を意識して過ごすことも大切です。 毎日の口腔ケアだけでは汚れを落とすことはできません。そのため、定期的に歯科医院でクリーニングを受けることも重要です。 三ツ境駅前スマイル歯科では矯正治療だけでなく、一般歯科も取り扱っています。 むし歯ができてしまった場合や治療中・治療後の定期検診、クリーニングも対応しています。インビザラインによるむし歯が心配な方はぜひ、三ツ境駅前スマイル歯科へご相談ください。 LINEで新規矯正相談のご予約も承っております。 LINEでの矯正相談はこちら

2025.02.28

インビザラインで出っ歯は治療できる!方法や費用、期間など紹介

出っ歯を治したいという理由でインビザライン矯正を始める方はとても多いです。 しかし、インビザライン矯正で出っ歯が本当に治るのか、逆に出っ歯になることがあるのか、疑問に思っている方もいるでしょう。 今回はインビザライン矯正で出っ歯が治るのか、具体的な方法も併せてご紹介します。 インビザラインで出っ歯は治療できる インビザライン矯正で出っ歯を改善することは可能です。 しかし、症例によってはインビザライン矯正での治療が不向きな場合があります。 まず、出っ歯のパターンを3つご説明します。 歯が前に傾いて出っ歯になっている(歯槽性上顎前突)歯槽性上顎前突は上下の顎の骨に問題があるのではなく、歯が前に傾いているために出っ歯になっている状態です。小さい頃に指しゃぶりや舌で歯を前に押し出す癖があった人や、口呼吸をしている人に多いケースです。 骨格的に出っ歯になっている(骨格性上顎前突)骨格性上顎前突は、上顎が過剰に成長してしまっている、または下顎の劣成長など骨格の問題によって出っ歯になっている状態です。この場合、歯並びは悪くなくても出っ歯に見えてしまうことが多いです。骨格性上顎前突は遺伝的な要因もありますが、小さい頃からの癖も大きな影響を与えます。 上記の2つが混在している以上のパターンを踏まえて、インビザライン矯正での治療に向いている出っ歯のケース、向いていないケースをご紹介します。 インビザライン治療に向いている出っ歯 歯が前に傾いて出っ歯になっている歯槽性上顎前突 傾斜の強い前歯を正常な角度まで矯正することで、出っ歯を軽減することができます。 骨格的に出っ歯になっている骨格性上顎前突(軽度) 歯列を後方に移動させる方法や抜歯を行うことで出っ歯の改善を図ります。 インビザライン治療に向いていない出っ歯 骨格的に出っ歯になっている骨格性上顎前突(重度) 歯の移動量が大きい場合やそもそも骨が大きすぎる・小さすぎる場合も多いため、外科的な処置を必要とする可能性もあります。 また、インビザラインだけでなくワイヤー矯正との併用で治療を行うこともあります。 インビザラインで出っ歯を治療する方法 そもそもインビザライン矯正とは、マウスピースを使用して徐々に歯を動かして理想の歯並びを目指す治療方法です。 マウスピース1枚で動かせる歯の移動量は約0.25mmと決まっており、一度に大きく歯を動かすことはできませんが、枚数を重ねることで歯を移動させていきます。 そして、歯を移動させるためには歯列にスペースを確保する必要があります。 スペースを確保するために、抜歯をするかしないかで治療計画は大きく異なります。 抜歯をする場合 抜歯をする場合、前から4番目の小臼歯と呼ばれる歯を抜くことが多いです。 歯列の真ん中あたりの歯を抜くことで全体的な歯の移動量を少なくすることができます。 これによってできたスペースを埋めるように突出している歯を動かしていきます。 抜歯をしないケースよりも歯を動かせるスペースを大きく確保することができるので、中等度~重度の出っ歯の場合は抜歯が必須になってきます。 抜歯をしない場合 抜歯をしない場合は、歯を移動させるスペースを確保するためにIPRという処置を行います。 IPRとは、歯と歯の間を0.1mm単位でわずかに削ることで隙間を作ります。 この隙間を埋めるように歯を移動させます。 抜歯をするほどスペースを確保しなくても出っ歯を改善できるほど軽度な場合はこのような方法がとられます。 インビザラインで出っ歯を治療するメリット・デメリット インビザラインで出っ歯を治療する際にはもちろん、メリットもデメリットもあります。 以下にメリット・デメリットをご説明します。 メリット インビザライン矯正の最大の特徴は、目立ちにくさです。透明なマウスピースを使用して治療を行うため、人前で話す機会が多い方や矯正していることを知られたくない方でも、日常生活や仕事への影響を最低限に治療することができます。 従来の矯正方法に比べて痛みが少ないことも大きなメリットのひとつです。マウスピース1枚あたりの歯の移動量は少なく、歯を大きく移動することがないため痛みは感じにくいといわれています。また、ワイヤー矯正のような金具を使用しないので歯茎や粘膜への接触も少なく、痛みが少なくなります。 食事や歯磨きの際には取り外しが可能なので、口腔内の清潔を保つことができます。 治療前にシミュレーションを確認することができるので、最終的な歯並びを実際に確認できることも魅力です。 デメリット 骨格が問題で出っ歯になっている場合の多くがインビザラインでの治療が難しくなります。そのため、外科的な処置を必要とするか、ワイヤー矯正との併用により治療を進めていくことも多いです。 従来の矯正方法に比べて痛みが少ないことも大きなメリットのひとつです。マウスピース1枚あたりの歯の移動量は少なく、歯を大きく移動することがないため痛みは感じにくいといわれています。また、ワイヤー矯正のような金具を使用しないので歯茎や粘膜への接触も少なく、痛みが少なくなります。 インビザライン矯正は装着時間22時間以上が推奨されています。自分で着脱が可能な反面、付け忘れや長時間の食事などで装着時間が短くなってしまうと効果が発揮されないことはもちろん、後戻りなどのリスクもあります。 出っ歯の程度によってはインビザラインでの治療自体は可能でも、時間がかかってしまうこともあります。インビザライン矯正はマウスピースの枚数によって治療期間が決まるので、カウンセリング時に歯科医師に相談してみるといいでしょう。 インビザラインで出っ歯を治療するのにかかる期間・費用 インビザライン矯正で出っ歯を治療する場合にかかる期間・費用は口腔内に状況や最終的な歯並びのゴール設定によって大きく変わってきます。 費用 費用に関しては、平均して80〜100万ほどかかるケースが多いです。 また、最初の治療計画が変更になったり、さらに追加で治療が必要になる場合は追加費用が必要になります。 抜歯が必要になる場合、オプション代が発生する歯科医院も多いです。 期間 必要な期間としては、通常2〜3年です。軽度の場合はもっと早く終わることもあります。 歯列全体を動かす必要があるケースでは多くの時間が必要になりますが、前歯の傾斜を改善するケースは比較的短期間で治療を終えることができます。 具体的な期間・費用は、初回カウンセリング後精密検査を受けることで確認することができます。 インビザラインによって出っ歯になることはある? インビザラインで出っ歯になったと感じやすい理由として「前方拡大」が挙げられます。 前方拡大とは、歯列を前に広げることで歯を移動させるスペースを確保する方法です。 抜歯をせずにインビザライン治療を進める場合に用いられることが多い方法ですが、前に出すぎてしまうリスクもあります。 また、医師の経験不足や、医師と患者とのゴール設定が不一致だと矯正終了後に「出っ歯になった」と感じることがあるかもしれません。 インビザラインで出っ歯を治療したい方は、横浜市瀬谷区の「三ツ境駅前スマイル歯科」にご相談ください 出っ歯はインビザライン矯正を検討する大きな理由となります。 インビザラインで出っ歯を改善することは可能ですが、お口の状態によってはインビザラインでの治療が難しい可能性もあります。 また、インビザライン治療でとられる方法のひとつである前方拡大では、歯列を前方に広げることから出っ歯になってしまったと感じる方もいます。 治療を開始するにあたって重要なのは歯科医院選びです。歯科医師の経験不足は治療結果に大きな影響を与えます。 三ツ境駅スマイル歯科では知識と経験豊富な歯科医師、スタッフがカウンセリングから治療まで担当します。 お悩みやご不安を聞き、患者様一人ひとりにあった治療方法をご提案させていただきます。 インビザライン矯正で出っ歯を改善したい方はぜひ、三ツ境駅前スマイル歯科にご相談ください。LINEでの新規矯正相談のご予約も承っております。 LINEでの矯正相談はこちら

2025.02.21

インビザラインで受け口は治せる?受け口の原因や放置するリスクも

インビザライン矯正を検討中の方の中には、受け口でお悩みの方もいらっしゃるのではないでしょうか。受け口は放置しておくと様々なリスクもあります。 今回はインビザライン矯正で受け口を改善することはできるのか、どのような治療が必要なのかについて詳しく解説していきます。 インビザラインで受け口は治せる? 受け口とは、下の前歯が上の前歯よりも前に突出している状態を指します。本来の噛み合わせとは反対になっているため、反対咬合とも呼ばれます。 受け口を放置しておくと様々なリスクがあるため、矯正治療で改善を図る方は少なくありません。 このような噛み合わせをインビザライン矯正で改善することは可能です。しかし、全ての症例が対象になるわけではなく、場合によっては他の治療が必要になることもあります。 受け口になる原因 受け口になる原因は様々ありますが、その中の3つをご説明します。 ①遺伝 遺伝により受け口を発症することも多くあります。両親や祖父母など近い親族に受け口の方がいる場合、高確率で影響を受けます。 遺伝的な要因で受け口になっている場合、自然に噛み合わせが改善することは難しいため、早期の治療が必要になります。 ②発育不全 子どものときの発育不全が原因となり、受け口を引き起こすことも多いです。特に上顎の発育不全が受け口に大きく影響を与えます。 普段から口がポカンと開いていて、口呼吸が習慣になっていると、舌の位置が下がってしまい(低舌位)、上顎の成長不足を引き起こしてしまい、結果的に受け口になってしまうのです。 ③幼少期の癖 幼少期の悪い癖がその後の歯並びや顎の成長に影響を与えることは少なくありません。 たとえば、口呼吸や舌で前歯を押し出す、指しゃぶり、下顎を前に突き出す癖により歯並びの不正や顎の成長不足を引き起こすことも多いため、お子さんにこのような癖がある場合は適切に指導し、必要であればトレーニングなど行うことも大切です。 受け口になってしまう原因としては様々ありますが、場合によっては小さい頃から治療やトレーニングを開始することで、受け口になることを防ぐ、または改善できることもあります。 お子さまに上記のような癖、症状がみられる場合は小児歯科・矯正歯科へ一度受診することをおすすめします。 インビザラインで治せる受け口 インビザライン矯正で改善できる受け口は、軽度から中等度の症例です。 主に歯の生える向きによって受け口になっているケースや下の前歯が歯列から飛び出しているケースです。 また、骨格的な受け口でも、上下の顎の成長に差がない場合はインビザライン矯正で症状が改善する可能性が高いです。 インビザラインで治せない受け口 インビザライン矯正での治療が難しい症例は、重度の受け口の場合です。 主に骨格に問題があり受け口を引き起こしている場合は、インビザライン矯正のみならず、矯正治療で改善することは難しいため、外科手術を必要とするケースもあります。 また、抜歯を必要とするケースもインビザラインのみでの治療は難しいため、ワイヤー矯正を併用して治療を行う場合があります。 受け口をそのまま放置するリスク 受け口を放置すると以下のようなリスクが生じます。 ①外見に影響があり、自信をなくしてしまう可能性がある 第一に外見の影響が大きいことです。顎が突出し口元が目立つため、正面からだけでなく、横からの見た目にも影響を与えます。 これを理由として矯正を検討される方も少なくありません。 ②発音がしづらくなる 受け口の状態では、前歯の噛み合わせが通常と反対になっており、口腔内での舌の動きが制限されます。 特に舌と前歯が触れることで発音される「サ行」や「タ行」の発音が不明瞭になることがあります。 ③咀嚼に負担がかかる 受け口だと、噛み合わせ全体が通常とズレているため、咀嚼も十分に行うことができません。前歯での噛み切りや、奥歯での咀嚼も不十分になることが多いです。 そのため、食べ物を十分に噛み切れていないことで消化不良を起こし、胃腸へ負担がかかることもあります。 また、無理に咀嚼を行うことで顎関節への負担も大きくなってしまいます。 顎関節症を発症してしまうと、口が開かなくなったり噛むときに痛みが生じたりと、普段の生活へ影響が出てしまいます。 ④口呼吸になりやすくなる 受け口の場合、歯並びや骨格的に唇を閉じることが難しく、口呼吸になりやすいリスクがあります。 そもそも小さい頃から口呼吸を行っていると顎の成長や歯並びに影響を与え、受け口になりやすいといわれています。 つまり、小さい頃の癖と、受け口になってしまったことで唇を閉じることが難しくなってしまうために、さらに口呼吸が習慣化してしまうのです。 ⑤虫歯・歯周病のリスクが上がる 先ほど挙げた口呼吸が原因となり、口腔内の乾燥を引き起こします。口腔内の乾燥が影響を与えるのは、唾液の分泌量です。 唾液には、自浄作用、抗菌作用、歯の再石化作用、pH緩衝作用など様々な作用があり、これらによって口腔内の健康が保たれています。 しかし、口呼吸により唾液の分泌量が減少し、口腔内の乾燥が常に生じているとこれらの作用が働かなくなり、虫歯や歯周病のリスクが高まります。 また、唾液の分泌量減少は虫歯や歯周病だけでなく、咀嚼・嚥下・味覚、発音にも大きな影響を与えます。 インビザラインで受け口を治すメリット・デメリット インビザラインで受け口を治療する際のメリット・デメリットをご紹介します。 メリット ①マウスピースが目立たない 透明なマウスピースを使用して治療を行うため、装置を装着していても目立ちにくいことが特徴です。 人前で話す機会が多い方、矯正していることを周りに知られたくない方にとっても、気兼ねなく装着できることが最大のメリットと言えるでしょう。 ②痛みが少ない 従来の矯正治療とは異なり、マウスピースを使用して歯を少しずつ動かすように設計されているため、痛みが少ないとされています。 また、金属類を使用していないため、口腔内に傷が付いて痛みを生じる心配もありません。 ③食事や歯磨きをしやすい 取り外し可能なので、食事や歯磨きを気兼ねなく行うことができます。 また、装置に食べ物が詰まったりする心配がないため、口腔内の清潔を保つことができます。 デメリット ①装着時間が長い 1日の装着時間は22時間以上が推奨されています。自分で取り外しが可能なため、付け忘れや食事の時間が長いと装着時間が短くなってしまう可能性があります。 装着時間が不十分な場合、治療がスムーズに進まなくなってしまいます。 ②症例によってはインビザラインでの治療ができないことがある 先ほど挙げたようにインビザラインで治療可能なのは軽度から中等度の症例です。 重度の場合はワイヤー矯正との併用や、外科矯正での治療が必要となります。 インビザラインの受け口治療にかかる期間・費用 期間 インビザラインでの矯正にかかる期間や費用は受け口の状態や治療ゴールの設定によって変わってきます。 矯正期間については平均で1~2年と言われています。 治療前に作成する治療計画をもとに段階的に進めていきますが、途中で治療計画が変更になったり追加で他の治療が必要になってしまうと、最初に設定された治療期間がさらに延びてしまうこともあります。 費用 費用については平均で80〜100万が目安とされていますが、受け口の場合は重症度によって大きく変化することが多いです。 また、歯科医院によっても異なるため、初回のカウンセリングで費用の相談を行うことも大切です。 具体的な治療期間、費用の確認をしたい方は精密検査まで進む必要があります。 インビザラインで受け口を治したい方は、横浜市瀬谷区の「三ツ境駅前スマイル歯科」にご相談ください 受け口の治療をインビザラインで行うことは可能です。受け口は外見への影響はもちろん、発音や咀嚼、口腔環境へも大きなリスクがあります。 インビザラインでの治療はメリットもありますが、重症度によってはインビザラインでの治療が難しいことがあります。 場合によっては外科的な治療を必要とすることもあるでしょう。 また、受け口は他の症状に比べて治療の難易度が高いため、治療を任せる歯科医院、歯科医師選びがとても重要になってきます。 三ツ境駅前スマイル歯科では、豊富な知識や経験から患者さま一人ひとりに合った治療方法のご提案をさせていただきます。 受け口にお悩みでインビザラインでの治療を検討されている方は、一度三ツ境駅前スマイル歯科にご相談ください。LINEでの新規矯正相談のご予約も承っております。 LINEでの矯正相談はこちら

2025.02.14

インビザラインによる口ゴボ矯正を解説。抜歯は必要?不要?

口ゴボとは、口を閉じたときに口元が前に膨らんだように見える状態をいいます。 見た目にも大きな影響を与えるため、矯正を始める理由の大きな1つになります。 今回はインビザライン矯正で口ゴボが治せるのか、実際にどのような治療が必要になるのかを詳しく解説していきます。 インビザラインで口ゴボは治せる? そもそも口ゴボとは 口ゴボとは、骨格や歯並びにより上下の歯や唇が前方に突出している状態を指します。 口元が全体的に前に出ているため、正面だけでなく、横からの見た目に大きな影響を与えます。 全ての口ゴボ症例が治療可能なわけではありませんが、インビザライン矯正で口ゴボを治療することは可能です。 しかし、インビザライン矯正は少しずつしか歯を移動させることができないため、歯並びや骨格などによってはインビザラインでの治療が困難な場合もあります。 口ゴボの原因 口ゴボの原因は様々ありますが、主にあげられる5つをご紹介します。 ①下顎の位置・大きさなどの骨格 上顎の位置は通常であっても、下顎が成長不足により上顎よりも小さく、尚且つ後ろに下がっていると口ゴボになりやすいです。 これは生まれつきや遺伝によるものであることが多いです。 ②上唇と歯茎の間が長い 上唇と歯茎の間が長い状態、いわゆる「ガミースマイル」も口ゴボになることがあります。 ガミースマイルの原因としては上顎骨や歯茎の発達や筋肉の力の問題、噛み合わせなど様々あります。 ③アデノイド顔貌 アデノイド顔貌の方も口ゴボに見えやすいです。アデノイドとは喉と鼻の奥にあるリンパ組織のことで、これが肥大すると口呼吸を引き起こしやすくなります。 口呼吸は骨格や筋肉の発達を妨げるため、結果的に口ゴボの原因の一つになってしまうのです。 ④歯の生える向き 歯並びは口ゴボの直接的な原因となります。 特に出っ歯は、前歯で口元が前に押し出されてしまいます。 ⑤幼い頃の口腔習癖 幼い頃の悪習癖は口ゴボの大きな原因の一つです。 口呼吸や指しゃぶり、爪噛みや舌で前歯を押す癖は歯並びや骨格・筋肉の発達に大きく影響します。 インビザラインで治せる口ゴボ インビザラインで治せる口ゴボは軽度から中等度の症例です。 たとえば、歯の傾斜や位置により口元が前方に出ているケースです。骨格には大きな問題がなく、歯並びが主な原因となっている場合には、インビザラインによる治療が可能です。 しかし、抜歯を行わずに治療を進める場合は口元が大きく下げることができないため、事前のカウンセリングやシミュレーションで、自分の理想とする結果になるのか確認が必要です。 インビザラインで治せない口ゴボ 重度の症例はインビザラインでの治療は困難です。 例としては、抜歯が必要な場合、骨格が原因となっている場合、歯並びの不正が重度な場合です。 抜歯により大きく歯を移動させる必要があるケースでは、ワイヤー矯正かインビザラインとワイヤー矯正の併用により治療を進めることが多いです。 骨格が原因となり口ゴボになっているケースは外科矯正により顎の骨を切って移動させることで歯並びや噛み合わせの改善を図ります。 歯並びの不正が重度のケースではインビザライン矯正のみで理想的な歯並びを目指すことは難しいため、部分的なワイヤーの使用や外科矯正治療が必要となることがあります。 インビザラインで口ゴボを治す場合は抜歯が必須? 口ゴボの中でも上下の歯を大きく後方へ移動させる必要があるケースは、抜歯を必要とすることが多いです。 理由としては抜歯をした方が歯を動かすスペースを大きく確保することができ、歯全体を後ろに下げることができるからです。 抜歯をしない場合でもIPRという歯と歯の間を削ることで隙間を作る処置を行い、歯列を広げたり、歯全体を後方へ下げる必要があります。 しかし、この処置だけでは口元を大きく下げることは難しいため、口ゴボの矯正治療には抜歯を選択される方も少なくありません。 インビザラインの口ゴボ治療にかかる期間・費用 インビザライン矯正で口ゴボを治療する場合の費用や治療期間は症状に程度によって異なります。 費用 一般的に費用は60万から100万ぐらいが目安となります。 期間 期間は口ゴボの程度や、口元を何ミリ下げたいかによって異なりますが、1年から2年ぐらいかかることが多いです。 しかし、治療計画が途中で変更になったり、追加で治療が必要になる場合はさらに期間が延びる可能性もあります。 また、重症例の場合はさらに費用、治療期間がかかる可能性があります。 インビザラインで口ゴボを治療したい方は、横浜市瀬谷区の「三ツ境駅前スマイル歯科」にご相談ください 口ゴボの治療は原因や重症度、治療結果の設定により、治療方法や費用・期間が変わります。 それを知るためには、カウンセリングや精密検査を受けることはもちろん、経験豊富な歯科医師のもとで治療を受けることがとても重要になります。 歯科医院選びを間違えると、思っていた結果が得られないことや、最悪の場合症状が悪化してしまうこともあります。 三ツ境駅前スマイル歯科では知識・経験豊富な歯科医師、スタッフがカウンセリングから治療を担当します。 口ゴボ治療でインビザライン矯正を検討中の方、他にもお悩みやご不安をお持ちの方は、ぜひ三ツ境駅前スマイル歯科にご相談ください。 患者様一人ひとりに合わせた治療方法をご提案させていただきます。LINEでも新規矯正相談を承っております。 LINEでの矯正相談はこちら

2025.02.07

インビザラインは効果ないって本当?効果はいつから実感できるのか

インビザライン矯正はこの数年で矯正治療の中でもメジャーなものになりました。 しかしインビザラインに限らず、矯正治療には費用も期間もかかるため、ちゃんと効果があるのか、どのくらいで効果を実感できるのかは始める前に知っておきたいポイントだと思います。 今回はインビザライン矯正の効果について詳しく解説していきます。 インビザラインの効果はいつから実感できる? まずはインビザライン矯正の効果がいつから実感できるのかをご説明します。 歯科矯正では治療前にカウンセリングや精密検査を行います。その後、ゴールを設定し、治療計画を立て、その計画を元にマウスピースを作製し、治療が始まります。 インビザライン矯正で使用するマウスピースで動かせる歯の距離は1枚につき、最大0.25mmと言われており、そのマウスピースを1〜2週間に1度交換しすることで、徐々に理想の歯並びに歯を動かしていきます。つまり、1ヶ月で0.5〜1.0mm、歯が動くことになります。 1枚あたりに動かせる距離は少ないですが、枚数を重ねていくことで効果を実感することができます。 インビザラインとワイヤー矯正の効果を比較 次にインビザライン矯正とワイヤー矯正の効果を比較してみます。 インビザライン矯正のマウスピースでは1枚につき0.25mm歯を動かすことができますが、患者様ご自身で取り外しができるため、装着時間などにより効果を感じることができる期間には個人差が生まれてしまいます。 また、マウスピース装着により、歯列全体に矯正力が加わるため、どの歯が動いているのかわかりにくく、効果がないように感じてしまう方もいます。 一方で、ワイヤー矯正はワイヤーを使用して歯を動かすため、患者様ご自身で装置を取り外すことはできません。 強い痛みを伴うこともあり、どの歯に力がかかっているのかを実感しやすく、効果が出ていると感じる方も多いです。 インビザラインで効果を実感できない原因 インビザライン矯正で効果を実感できない原因としては、主に以下の5つが考えられます。 ①マウスピースの装着方法が誤っている マウスピースを正しく装着できていないと、本来期待される力がうまく歯に加わらなくなってしまいます。装着後はマウスピースが浮いていないかを確認することが大切です。 さらにマウスピースと歯を密着させるために、「チューイー」と呼ばれるソフトプラスチック製のチューブを使用することもおすすめです。 ②マウスピースの装着時間を守れていない インビザライン矯正では、22時間以上の装着時間が推奨されており、基本的には食事と歯磨きの時以外は装置を装着する必要があります。 装着時間が守られていないと、治療計画通りに歯が動いていないことになり、より効果の実感が遅れてしまいます。 ③マウスピースを交換するタイミングが正しくない インビザライン矯正では、患者自身で新しいマウスピースの交換を行います。 そのため交換が正しく行われていないと、本来の治療計画通りに歯が動かなくなってしまい、効果を実感しにくくなってしまいます。 ④口腔環境が悪く、治療が進まない 虫歯や歯周病が重症化してしまうとマウスピースを装着することができなくなるため、矯正とは別の治療が必要になってしまい、矯正を中断することも少なくありません。 マウスピースを長時間装着するため、口腔内の環境が悪化してしまうこともあります。普段の歯磨きやフロスの使用はもちろん、マウスピース自体を清掃することも必要です。 また、歯科医院で定期的にメンテナンスを受けることも重要です。 ⑤治療計画に無理がある マウスピースの装着や口腔内の環境管理をしっかりと行っていても効果が感じられない場合は、治療計画そのものに無理がある可能性もあります。 インビザライン矯正の経験が豊富な歯科医院を選ぶようにしましょう。 インビザラインの効果を最大限感じるためのポイント インビザライン矯正で効果を最大限に感じるためには、以下の4つがポイントです。 ①マウスピースの装着方法・時間・交換時期を守る 22時間以上マウスピースの装着すること、チューイーなど使用し、マウスピースが正しく装着されているかを確認すること、交換時期を勝手に変更せず、本来の治療計画通りに治療を進めていくことが効果を最大限実感するために一番の近道です。 ②口内を清潔に保つ 普段の歯磨きにプラスしてフロスを使用することはもちろん、マウスピースの清潔を保つための清掃も行いましょう。 また、自己管理だけでなく、歯科医院での定期メンテナンスを行うことも矯正治療をスムーズに進めるためのポイントになります。 ③加速矯正装置を使用する 矯正中の補助装置として、振動型加速装置の使用をお勧めしている歯科医院もあります。 1日1回就寝前に使用することで、歯の動きを促進する効果があるため、より早く効果を実感することができます。 痛みを緩和させる効果もあるため、矯正による痛みが心配な方にもおすすめです。 ④確実な治療計画を立ててもらえる歯科医院を選ぶ インビザライン矯正の経験が少ない歯科医院を選んでしまうと最初から無理な治療計画を立ててしまい、思うような効果が得られない場合もあります。 ホームページや口コミを確認することはもちろん、実際にカウンセリングを受けて、自分にあった歯科医院選びを心がけましょう。 三ツ境駅前スマイル歯科では、患者様のご要望に合わせて複数パターンのシミュレーションを作成いたします。 抜歯をして口元を改善するプランや、抜歯をせずに短期間で前歯だけをきれいに並べるプランなど、お好みの仕上がりや期間・予算に応じて治療計画を選択できます。 インビザラインの効果に不安がある方は、横浜市瀬谷区の「三ツ境駅前スマイル歯科」にご相談ください インビザライン矯正ではマウスピースの装着時間や交換のタイミングなどが治療結果に影響を与えることはもちろん、治療計画をたてる歯科医師の経験や知識も結果を大きく左右します。 三ツ境駅前スマイル歯科では経験豊富な歯科医師、衛生士がインビザライン矯正を担当します。 一人ひとりにあった治療をご提案させていただき、患者様の理想の歯並びを実現できるようにサポートさせていただきます。 インビザライン矯正の効果を実感できるか不安を感じている方は、ぜひ三ツ境駅前スマイル歯科にご相談ください。LINEで新規の矯正診断ご予約も承っております。 LINEでの矯正相談はこちら

2025.01.31

インビザラインを22時間付けるのは無理?コツや対処法をご紹介

インビザラインによるマウスピース矯正で効果を十分に発揮するためには、装着時間を22時間以上にする必要がありますが、装着し続けるのは大変と感じる方も多いと思います。 しかし、マウスピース矯正における装着時間は治療結果を大きく左右するため非常に重要です。 今回は装着時間の必要性、装着し続けるコツ、対処法などを詳しくご紹介します。 インビザラインを22時間装着しなければいけない理由 インビザラインによるマウスピース矯正では、22時間以上の装着時間が推奨されている理由を以下にご説明します。 ①歯を動かすためには矯正力をかけつづける必要があるから 歯科矯正治療では、歯を動かすために一定の力を継続して歯に加える必要があります。歯はゆっくりとしか動かないため、持続的に矯正力を加え続けることが重要なのです。 装置を外している間は力が加わらないため、矯正結果を予定通りに進めることが難しくなってしまいます。 ②外している間は歯が後戻りしてしまうから 「後戻り」とは、矯正力をかけていないときに歯が元の位置に戻ろうとすることです。 矯正後に起こることだと思われがちですが、インビザライン矯正治療中においては矯正力がかかっていない間、つまりマウスピースを装着していない間にも後戻りしてしまう可能性があるのです。 矯正中の歯は不安定で動きやすいため、動かしたい方向に力がかかっていないと元の位置に戻ろうとしてしまい、マウスピースがはまらなくなってしまうなど、思うような結果を得られない可能性もあります。 これらの理由からインビザライン矯正では装着時間22時間以上が推奨されています。できるだけ長時間矯正力を加え続け、スムーズに矯正治療が進むように装着時間を22時間以上に保つ必要があるのです。 インビザラインを22時間装着しないとどうなる? 次にマウスピースを22時間以上装着しなかった場合、どのような影響がでるのかについて詳しくご説明します。 ①治療期間が延びる 先ほどご説明した通り、様々な理由からインビザライン矯正では装着時間22時間以上を推奨しています。それらは全て治療結果、治療期間に影響を与えます。 マウスピースをつけていない間に後戻りが起こってしまった場合はマウスピースを1段階前のものに戻したり、交換機間を変更したりと、最初に想定されていた治療期間が大幅に延びることもあります。 ②追加料金がかかる 装着時間が不十分なことにより、最初の治療計画から大きくずれてしまうと、マウスピース自体が合わなくなってしまう可能性もあります。 その場合、新たに治療計画を立て直し、マウスピースを作りなおす必要が出てきます。その際にはさらに追加費用がかかってしまいます。 このように装着時間が短いことによる影響は大きく、治療期間や費用がさらにかかってしまうことも少なくありません。 インビザライン矯正中は特に装着時間の重要性を理解し、スムーズに治療が進むように心がけましょう。 インビザラインを22時間装着するのは無理!と感じる理由 インビザライン矯正中に装着時間を守ることが難しいと感じる理由は様々ありますが、特に難しいと感じる理由4つを以下に詳しくご説明します。 ①1日の食事に合計2時間以上かかる マウスピースを装着したまま食事をすることはできないため、食事の度に外す必要があります。 1日3食、それぞれの食事のあとに歯磨きをする時間も考慮すると、装着時間が22時間以下になってしまうため、装着時間を守ることが難しいと感じる場合があります。 食事と装着時間のバランスをとることが必要になってきます。 ②外食が多い イベントや社交的な場に参加し、外食が多くなる場合も装着時間を守ることが難しいと感じてしまう理由の1つです。 外食の場合は一回の食事で1時間を超えることも多いため、装着時間を守ることは難しくなってしまいます。 また、歯磨きをしてからマウスピースを装着する場合は、さらにマウスピースを外している時間が長くなってしまいます。 このような食事を楽しむ場に参加することが多い方には、装着時間を気にしながら過ごすことを苦痛に感じる方もいるようです。 ③インビザラインを外したら忘れてしまう マウスピースの装着自体が習慣化されるまでは、取り外した後に付けることを忘れてしまうことも少なくありません。 自己管理が苦手な方は、マウスピースの付け忘れから22時間以上の装着時間を守ることが難しく感じるかもしれません。 ④痛くてインビザラインを付けられない インビザライン矯正は他の矯正方法と比較すると痛みが少ない治療法ではありますが、矯正治療を始めたばかりの時や、新しいマウスピースに交換した直後は、歯が動き始めるため痛みを伴うことが多いです。 痛みが強い時は装置を付けること自体が億劫になってしまい、装着時間が短くなってしまいます。 インビザラインを22時間装着するコツ 装着時間22時間以上を守るためのコツを以下に紹介します。 ①食事の直前までインビザラインを外さない インビザライン矯正の効果を最大限発揮するために、食事の直前までマウスピースを装着するように心がけましょう。 矯正中、装着時間を守ることが難しくなる食事の場面では、特に着脱のタイミングを気にする必要があります。 また、外食の場でも可能な限りマウスピースを装着する時間を確保するために専用のケースを持ち運び、ぎりぎりまで装着するようにしましょう。 ②常に歯磨きセットとマウスピースケースを持ち歩く 外食や旅行のような場面では、普段の生活よりもより、装着時間を気にする必要があります。 常に歯磨きセットや歯磨きシートなどを携帯し、外出先でも口腔内を清潔にしてからマウスピースを装着することができるようにすると良いでしょう。 また、1つ目のコツと同様、専用のケースを持ち運ぶこともおすすめです。外出先での着脱の際に、衛生的かつ安全にマウスピースを管理することもできます。 外食や外出が多い方には装着時間の確保のために特に有効な方法です。 ③アラームやリマインダーを活用する 自己管理が苦手な方やインビザライン装着の習慣がつくまでは、アラームやリマインダーを活用し、装着時間を正確に管理することもおすすめです。 食後や就寝前の忘れがちなタイミングにアラームやリマインダーを設定し、毎日の装着時間を確保しましょう。 たとえば、食事の終了時間に合わせてリマインダーを設定しておき、食後すぐに口腔内を清潔にしてマウスピースを装着するなど、普段から使用するスマートフォンのアプリを活用することで習慣化していくことができます。 特にインビザライン矯正を始めたばかりの時に、これらの方法を意識することでマウスピースを正確に装着する習慣を身に着けることがおすすめです。 それでもインビザラインを22時間装着するのが無理な場合の対処法 それでもインビザラインを22時間装着することが難しいと感じる場合の対処法を3つご紹介します。 ①1日20時間の装着でも良いか相談する インビザライン矯正を成功させるためには、1日22時間以上の装着が望ましいですが、状況によってはこの装着時間を達成することが難しい場合もあります。 そのような時は担当の歯科医師や衛生士に相談し、1日20時間以上の装着時間に変更しても良いか相談してみましょう。 最低でも1日20時間以上であれば外食などで少しマウスピースを外す時間が長くなっても、治療を継続することが可能です。 しかし、20時間という時間は矯正治療の最低限のラインなので、これ以上装着時間が短くなってしまうと、治療期間や結果に影響が出てしまいます。 毎日の装着時間を計画的に管理し、できるだけ22時間以上になるように心がけましょう。 ②最低でもインビザライン交換後3日間は装着時間を遵守する インビザライン矯正において、新しいアライナーに交換した直後の3日間は特に装着時間を厳守することが重要です。 なぜなら、交換直後3日間は特に矯正力が加わり、歯が大きく動く動く期間だからです。 この期間に確実に22時間以上の装着時間を確保することで、治療効果を得られやすくなるといえます。 この3日間は外食やイベントの予定を入れないようにして、マウスピースを外す時間を限りなく少なくしましょう。 ③インビザラインの交換時期を延長する 装着時間が短くなってしまう日が続いた場合には、マウスピースの交換期間を延ばすこともおすすめです。 基本的に推奨されているマウスピースの装着時間が守られていない日が続くことは、治療計画通りに歯の移動が進んでいないといえます。 そのような状況では新しいマウスピースに交換しても、きつくて装着できないことや、不適切な矯正力が加わってしまい強い痛みが生じることも考えられます。 このような場合は、交換期間を延長する必要があります。どの程度期間を延ばすかは、担当の歯科医師へ相談し、指示を仰ぎましょう。 インビザライン矯正で歯並びを改善したい方は、横浜市瀬谷区の「三ツ境駅前スマイル歯科」にご相談ください インビザライン矯正を進めるうえで、矯正期間中の長期間にわたり22時間以上の装着時間を守ることはなかなか大変かと思いますが、装着時間は治療成功のための一番重要な要素でもあります。 三ツ境駅前スマイル歯科では経験豊富なドクターが患者様のご予算やご要望に合わせて治療方法を複数ご提案させていただき、お好みのプランを選択していただくことができます。 治療期間が短く、治療費も安くできるようなプランを作成するためにはマウスピース矯正に対する豊富な経験と専門的な知識が不可欠です。 現代では多くの医院でマウスピース矯正を取り扱っておりますが、豊富な経験と専門的な知識を兼ねそろえたドクターはまだまだ少ないのが現状です。 22時間以上の装着時間に不安がある方や治療期間をなるべく短くしたい方やご予算を抑えたい方はマウスピース矯正の経験が豊富な三ツ境駅前スマイル歯科にご相談ください。 LINEで新規の矯正相談も承っております。 LINEでの矯正相談はこちら

2025.01.24
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