医療コラム COLUMN

インビザライン治療では親知らずの抜歯が必要?抜歯のリスクはある?

矯正を始めると親知らずを抜かなければいけないイメージをお持ちの方も多いと思います。 今回はインビザラインでの矯正治療の際、親知らずを抜歯する必要があるのか、メリット・デメリットなど詳しく解説していきます。 インビザライン治療をするなら親知らずの抜歯が必要? 親知らずとは「智歯」や「第3大臼歯」とも呼ばれる歯で、20歳前後で生えてくることが一般的です。親知らずは通常上下左右4本ありますが、全ての親知らずが生えてくるかはわかりません。また、生えてきたとしても斜めに生えてきたり、半分だけ生えたりすることも多いのです。 そのため、インビザライン矯正を始める際に親知らずを抜かなければいけないかどうかは、矯正の目的や親知らずの生え方によって異なります。 インビザライン治療で親知らずを抜歯すべきケース インビザライン矯正で親知らずを抜歯するケースを4つ紹介します。 ①親知らずが虫歯になっている 親知らずは一番奥に生える歯で、場合によっては斜めや半分だけ生えてくることもあり、セルフケアが難しいため虫歯になりやすいです。虫歯を治療して矯正を始めることも可能ですが、マウスピースを使用するインビザラインでは、通常よりも虫歯のリスクが高くなることもあるので、虫歯が再発してしまう可能性もあります。 また、虫歯だけでなく歯周炎も起こしやすくなるので痛みや腫れが頻繁に起こることもあります。そのため、親知らずが虫歯になっている場合には抜歯が推奨されます。 ②親知らずが他の歯に負担をかけている 親知らずがまっすぐ生えていない場合、他の歯に負担がかかっている場合があります。具体的には、隣の歯を圧迫しているケースです。この場合、圧迫されている歯が動きにくくなってしまい矯正治療の進行に影響が出てしまうこともあります。 また、親知らずが隣の歯に強く当たっている場合、隣の歯の根っこが吸収されて短くなってしまうこともあります。 ③親知らずが原因で歯を動かすスペースがない 矯正治療では歯を動かすスペースを作る際に、歯列全体を後ろへ動かすことがあります。歯を支えている歯槽骨がある範囲でしか歯を動かすことができないため、親知らずがあることで歯を後方へ動かすスペースを確保できず、理想の歯並びを目指せないことがあります。 抜歯以外にもスペースを確保する方法はありますが、歯並びのズレが大きく、歯を移動させる距離が大きい場合には抜歯する必要があります。 ④親知らずの生える向きに問題がある 親知らずが斜めに生えていると、歯を動かしにくくなったり、他の歯に圧力がかかることで治療中に予期せぬ歯の移動を引き起こしてしまうこともあります。 さらに、矯正後に親知らずが他の歯を押し出して後戻りの原因になることもあります。治療をスムーズに進めるために親知らずの抜歯が推奨されることもあります。 インビザライン治療で親知らずの抜歯が不要なケース インビザライン矯正の中でも親知らずの抜歯が不要なケースをご紹介します。 ①親知らずが歯列に悪影響を及ぼしていない 親知らずがまっすぐ生えていて、噛み合わせなども安定している場合には抜歯が不要になることもあります。 親知らずが歯列に悪影響を及ぼしていないかを知るためには、精密検査を受け、医師の判断を仰ぐ必要があります。 ②IPRで対応できる場合 IPR(Interproximal Reduction)とは、歯と歯の間をわずかに削ることで隙間を作り、歯を移動しやすくする方法です。インビザライン矯正において、歯列全体のスペースが若干不足している程度であれば、IPRで対応できることが多く、抜歯せずに矯正治療が進められます。IPRは痛みが少なく、治療期間の短縮にもつながるため、患者様にとっても負担が少ないメリットがあります。 ただし、削る量には限度があり、歯に大きなスペースが必要な場合や重度の歯列不正の場合には適用が難しいとされています。 ③親知らずがまだ埋まっている 親知らずの根っこが形成されず埋まってる場合も歯列への影響が少なく、抜歯は不要であることが多いです。 しかし、今後生えてくる可能性もあり、歯列への影響が全くないとは言い切れません。親知らずがどの状態で歯茎の中に埋まっているかはレントゲンを撮影して確認する必要があります。 インビザライン治療で親知らずを抜歯するメリット インビザライン矯正において親知らずを抜歯するメリットは、理想の歯並びになりやすくなること、口腔内トラブルを軽減できることです。 親知らずを抜歯することで歯を動かすためのスペースが十分に確保できるため、歯並びの不正が重症であっても理想の歯並びを目指すことができます。また、矯正中に他の歯に圧力がかかることで起きる不要な歯の移動を防ぐことや、矯正後の後戻りのリスクも減らすことができます。 また、親知らずをしっかりと磨けないことで虫歯や歯周病などのリスクも上がってしまいます。矯正以外の処置が必要になってしまうこともあるので、このようなトラブルを軽減するためにも親知らずの抜歯を勧めることが多いようです。 インビザライン治療で親知らずを抜歯するデメリット・リスク インビザライン矯正において親知らずを抜歯するデメリットは、健康な歯を失うこと、抜歯による腫れや痛みがあることです。 親知らずに虫歯がなく健康な状態でも歯列への影響を考えて抜歯する場合は、健康な歯を失ってしまうことになります。健康な歯を失うことに不安を覚える方もいるでしょう。しかし、きれいな歯並びを目指すインビザライン矯正においては親知らずを抜歯することで得られるメリットの方が多いといえるでしょう。 抜歯後には腫れや痛みが伴うことが一般的です。通常腫れや痛みが引くまでは数日〜数週間かかることがほとんどです。徐々に痛みは軽減していきますが、抜歯後は鎮痛剤の服用や食事に気を付けることが必要になります。 インビザライン治療で親知らずを抜歯するタイミング インビザライン矯正で抜歯を行うタイミングは、矯正器具の装着が始まる前が一般的です。抜歯完了後、傷口の治りを確認してからマウスピース作製のための型取りやデータ採取を行うことでよりスムーズに治療計画を進めることができます。 親知らずの抜歯については、矯正をする歯科医院で行うこともありますが、神経を傷つける恐れなどがある場合には近くの口腔外科へ紹介されることもあります。また、抜歯の費用は矯正費用に含まれていないことがあるので、カウンセリング時に確認しておく必要があります。 インビザライン治療で親知らずの抜歯が必要か知りたい方は、横浜市瀬谷区の「三ツ境駅前スマイル歯科」にご相談ください 矯正を開始する際に、抜歯をするかどうかは大きな選択の一つになります。親知らずを抜歯すると、理想の歯並びを目指しやすくなったり、口腔内のトラブルを軽減させることができます。一方で、腫れや痛みを伴うことはもちろん、虫歯などの症状がない場合には健康な歯を失ってしまうことになります。 また、抜歯の必要性には個人差があるため、自分が理想とする歯並びになるために親しらずの抜歯が必要かどうか、矯正を始める前のカウンセリングの段階でしっかりと相談しましょう。 三ツ境駅前スマイル歯科では、患者様の要望やお悩みに合わせて抜歯あり、なしの複数の治療計画のご提案が可能です。お口の中の写真をLINEで送っていただくと、オンラインでの矯正診断を受けることもできます。 親知らずの抜歯の必要性について詳しく知りたい方はぜひ、三ツ境駅前スマイル歯科にご相談ください。 LINEでの矯正相談はこちら

2025.04.25

インビザラインで滑舌・発音が悪くなる原因と対処法を歯科医師が解説

一般的に矯正装置を付けていると唇や舌の動きが制限されるため、滑舌が悪くなります。 今回はインビザライン矯正で滑舌が悪くなるのか、原因や改善法もあわせて詳しく解説していきます。 インビザライン矯正中は滑舌が悪くなるのか インビザラインは様々な矯正方法の中でも口腔への影響が少ない矯正方法です。ワイヤー矯正はブラケットと呼ばれる金具やワイヤーに唇や舌が当たり、発音がしづらくなります。それに比べて、インビザラインで使用するマウスピースは1枚の厚みが0.5mmほどでとても薄いです。 また、患者さま一人ひとりに合わせて作られているためフィット感も強く、口腔内に入れても違和感が少ないです。しかし、装着を開始してから慣れるまでに1〜2週間ほどかかるので、その間は滑舌や発音に違和感を感じるかもしれません。 インビザライン矯正中に気になりやすい音 インビザライン矯正中に発音や滑舌に違和感がでる音としては、サ行・タ行・ナ行・ラ行などがあります。 サ行は歯・歯茎・舌先で音を作る、無声の摩擦音です。舌先を下の前歯の裏に付けて、息が通る音を利用して発音します。そのため、マウスピースを装着していると舌の当たる位置や息の通り方が変わり、発音が難しく感じられるのです。 タ行は破裂音と破擦音で構成されており、舌が前歯の裏のあたりに当てて発音します。ナ行は、舌が常に前歯の裏、歯茎のところに接して発音する鼻音で、ラ行は前歯の裏、歯茎に舌が触れることで発音する弾き音です。いずれの発音もマウスピースを装着することで歯茎の一部が覆われて発音に違和感が生じることがあります。 発音が気になる方は矯正開始後、家族や友人に確認してもらうのもよいでしょう。 インビザライン矯正中に滑舌が悪くなる原因 インビザライン矯正中に滑舌が悪くなる主な原因を4つご紹介します。 ①マウスピースに慣れていないため インビザライン矯正ではマウスピースを使用します。マウスピース自体は0.5mmと非常に薄く、他の矯正方法と比較しても違和感が少ないです。しかし、マウスピースで歯全体を覆うため、何も装着していない状態に比べると多少の違和感はあるでしょう。 また、舌の動きも制限されたり、発音の際にマウスピースが舌に当たるため、より滑舌が悪くなったと感じる方が多いようです。 ②口腔内が乾燥するため インビザライン矯正では通常上下にマウスピースを装着します。厚さ0.5mmのマウスピースが上下に入ると1mmの厚みが出ます。それにより、何も装着していない時と比べると口が閉じにくくなり、自然と口が開くことで口呼吸になってしまうのです。 また、マウスピースを装着することで唾液が口全体に行き渡りにくい状況になります。加えて、インビザライン矯正中は水以外の飲み物を飲むときはマウスピースを外さなければいけないため、水分補給の機会が減ってしまうこともあります。このような理由から口腔内が乾燥し、滑舌が悪くなってしまうのです。 ③マウスピースの装着が間違っているため インビザラインは患者さま一人ひとりに合わせてオーダーメイドでマウスピースを作製します。そのため、正しく装着できていれば歯列にしっかりとフィットし、違和感も最小限になります。 しかし、装着が間違っているとマウスピースが浮いてしまい、違和感も大きくなり、舌の動きもより制限されてしまうので、滑舌が悪くなってしまいます。 ④マウスピースが変形しているため インビザラインは自身で着脱が可能なため、食事や歯磨きの際には取り外すことが一般的です。しかし、この時に無理に力をかけて取り外しを行ったり、マウスピースを噛んで装着するなど誤った方法で着脱を行うとマウスピースが変形してしまいます。 また、マウスピースは熱に弱いため、洗浄の際に熱いお湯を使用することも変形の原因になってしまいます。マウスピースの変形は滑舌だけでなく、治療の進捗にも影響を与えるため、正しく取り扱いましょう。 インビザライン矯正中に滑舌が気になる場合の改善法 インビザライン矯正中に滑舌が気になる場合は、以下の改善方法を試してみましょう。 ①慣れるまで様子を見る 通常マウスピースに慣れるまでは1〜2週間ほどかかるといわれています。矯正開始直後や新しいマウスピースに交換した直後は、特に違和感を感じやすく滑舌が気になるかとは思います。 徐々に慣れてきますが、開始直後や交換直後には大切な予定をいれないようにする、短時間であれば取り外して会話をするようにしましょう。 ②マウスピースの装着方法を見直す 誤ったマウスピースの装着によっても滑舌に影響が出るため、正しく装着しましょう。矯正開始時に歯科医院で着脱方法について指導がありますが、装着について不安がある場合には担当のスタッフに相談することをおすすめします。 また、チューイーと呼ばれるソフトシリコン製の補助ツールを使用し、マウスピースと歯を密着させることでより違和感が軽減されるかもしれません。取り外しが難しい場合には、アライナーリムーバーという器具を使用してみるのもいいでしょう。 ③マウスピースを装着した状態でたくさん会話をする マウスピースを装着した状態でたくさん会話をすることも違和感の軽減になるでしょう。口腔内の適応力が高いので数週間もすればマウスピースに慣れてきて、自然な発音ができるでしょう。 ④発音トレーニングを行う 発音練習を行うことも効果的です。具体的には発音が難しくなるサ行・タ行・ナ行・ラ行を中心に行うと良いでしょう。鏡を見ながら、舌の位置や息の通り方を意識して行いましょう。 また、早口言葉なども口周りの筋肉や舌筋を鍛えることができるため、滑舌改善につながります。 会話に支障が出るほど滑舌が気になる場合の対処法 会話に支障が出るほどインビザライン矯正中の滑舌が気になる場合は、会話の際に一時的にマウスピースを外すことも可能です。しかし、自己判断で取り外しの機会を増やす際には気をつけなければいけないことがいくつかあります。 1つ目は装着時間です。インビザラインでは1日22時間以上の装着時間が推奨されており、この時間を下回ると治療の効果が出なかったり、後戻りしたりします。スマホのアラームやリマインド等で時間管理をし、会話が済んだらすぐに装着するように心がけましょう。 2つ目は、取り外した際の保管方法です。マウスピースは透明なので紛失しやすく、ティッシュで包むと誤って捨ててしまうことも少なくありません。専用ケースを使用することで、変形なども防ぐことができるので外出の際にもケースを持ち歩くようにしましょう。 インビザライン矯正中の滑舌が不安な方は、横浜市瀬谷区の「三ツ境駅前スマイル歯科」にご相談ください インビザライン矯正は他の矯正方法に比べて違和感も少なく、通常1〜2週間程度で慣れる場合が多いです。正しい装着方法や発音トレーニングを行うことも滑舌の違和感の改善につながるでしょう。 また、自分で取り外しが可能なので、どうしても会話中に滑舌の違和感が気になる場合は、短時間に限り取り外すことができます。しかし、自分の判断で取り外す際には、装着時間や取り扱いに十分注意する必要があります。 三ツ境駅前スマイル歯科では、経験豊富な歯科医師・スタッフがカウンセリングから治療まで担当いたします。治療開始後でも、滑舌の不安がある場合は日常生活でのアドバイスや補助ツールなどご案内いたします。 LINEでお口の写真を送っていただくと、オンラインでの矯正相談も可能です。ぜひ、三ツ境駅前スマイル歯科にご相談ください。 LINEでの矯正相談はこちら

2025.04.18

インビザライン矯正中の外食はどうする?注意点を解説します

インビザライン矯正を始める際、特に気になるのが外食時の過ごし方です。マウスピースを外すタイミングや時間、食後にするべきことなど気を付けるべきポイントが多くあります。 今回は外食時の過ごし方、気を付けるべきことを詳しく解説していきます。 インビザライン矯正中の外食では必ずマウスピースを外す インビザライン矯正中の外食でマウスピースを外さなければいけない理由は大きく3つあります。 ①マウスピースが破損・変形してしまうから マウスピースは柔らかい素材でできており、厚さは0.5mmほどです。そのため、マウスピースを付けたまま硬いものを噛むと、傷ついたり変形してしまうことがあります。また、食事の時に歯にかかる力は40~60㎏あるといわれており、その衝撃でマウスピースにヒビが入って割れてしまう可能性もあります。破損したマウスピースでは歯に正しい矯正力がかからないため、治療に影響が出てしまいます。 さらに、マウスピースの作り直しが必要になると、追加で費用や期間がかかってしまいます。 ②マウスピースが変色してしまうから 外食時にはお茶やコーヒー、カレーやミートソースなど着色しやすい飲み物や食べ物を選ぶことも多いでしょう。そんな時にマウスピースを付けたまま食事をすると、歯だけでなくマウスピース自体にも着色してしまうのです。 インビザライン矯正のメリットでもある目立ちにくさが失われてしまいます。 ③虫歯や歯周病が進行してしまうから マウスピースを着用したまま食事をすると、歯とマウスピースの間に食べかすが入ってしまい、虫歯や歯周病が進行する原因になります。 加えて、マウスピース着用中は唾液が口の中に行き渡りにくい状態なので、さらに虫歯や歯周病のリスクが上がってしまうのです。矯正中に虫歯や歯周病が進行してしまうと、治療を一度中断する可能性もあります。 インビザライン矯正中の外食でマウスピースを外すタイミング インビザライン矯正中の外食でマウスピースを外すタイミングに迷う方も多いと思います。インビザライン矯正は1日22時間以上の装着が推奨されているので、なるべく外している時間を短くする必要があります。 そのため、食事の直前に外すのがベストです。食事の相手にもよりますが、注文後食事が運ばれてくるまでの間に化粧室で取り外すのがおすすめです。 インビザライン矯正中の外食でマウスピースをどう扱うか 外食中に外したマウスピ-スの取り扱いには、特に気を付けなければなりません。ポイントは2つあります。 ①食前に外したマウスピ-スを専用ケースで保管する 外したマウスピースをティッシュにつつんだまま誤って捨ててしまったり、お店のテーブルの上に置いて忘れてしまうことも少なくありません。また、マウスピ-スをテーブルの上に置いたまま食事をすることは、食事のマナーの観点から見てもあまり良いことではありません。 専用ケースは矯正開始時にマウスピ-スと一緒に渡されるので、外食時には持ち歩くようにしましょう。 ②食後に必ず歯磨きをし、すみやかにマウスピ-スを装着する 矯正中は唾液による自浄作用の効果を受けにくく、通常よりも虫歯や歯周病のリスクが高い状態です。また、食事後そのままマウスピ-スを着用すると歯やマウスピ-スに着色する可能性もあります。外食の際には歯ブラシを携帯し、食後は可能な限り歯磨きをするように意識しましょう。 マウスピ-スを外すタイミングでも触れましたが、インビザライン矯正におけるマウスピ-スの装着時間はとても重要です。マウスピ-スを外している時間をなるべく短くするため、食後はすみやかにマウスピ-スを装着しましょう。 インビザライン矯正中にマウスピースを付けたまま飲食できるものはある? インビザライン矯正中、マウスピ-スを装着したままの飲食は基本的に避けるべきです。咀嚼が必要ない飴や甘い飲み物なども歯とマウスピースの間に入り込んで虫歯・歯周病の原因になります。色の濃い飲み物も着色の原因になるので控えるようにしましょう。 水であれば、虫歯や歯周病、着色の心配がないため飲んでもかまいませんが、お湯は熱に弱いマウスピースが変形してしまう可能性があるので、なるべく冷ましてから飲むことをおすすめします。 外食時に歯ブラシが使えないときの対処法 外食時、歯ブラシを使った口腔ケアができない場合の対処法を3つご紹介します。 うがいをする食後に歯磨きができない場合は、最低でもうがいをするようにしましょう。水のみでうがいをする場合は口の中にたまっている汚れや食べカスを物理的に落とすために、強めにブクブクと洗浄しましょう。 マウスウォッシュを使用するマウスウォッシュを使用する前に水で強めのうがいをしてある程度食べかすなどを取り除くことで、より効果的に菌の繁殖を抑えることができます。最近は携帯用の小さいサイズのマウスウォッシュも販売されているので、カバンに常備しておくことをおすすめします。 歯磨きシートを使用する歯磨きシートは水が使えない状況でも使用できる便利アイテムです。シートにしみ込んだ薬液で歯の表面の汚れをふき取ることができます。四角いシートタイプや指サック状のものもあるので、使いやすいものを常備しておくとよいでしょう。 その他、インビザライン矯正中の外食で気をつけること その他にインビザライン矯正中の外食で気を付けることをご紹介します。 ①食べ歩きをする際にはマウスピースを外す マウスピースを装着している間は基本的に飲食はできません。これまで説明したように、マウスピースを付けたまま飲食を行うとマウスピースが破損・変形したり、虫歯や着色のリスクもあります。そのため、食べ歩きをする際にはマウスピースを外す必要があります。 マウスピースの装着時間にも気を付けなければいけないので、食べ歩きはできるだけ短時間で行うことが理想的です。また、マウスピースを再装着するときは可能な限り口腔ケアを行いましょう。 ②マウスピースを人前で外さない 外食時は食事をとるギリギリまでマウスピースを装着しておくことが理想なので、食事の席でマウスピースを外すこともあるでしょう。家族や友人などインビザライン矯正について理解がある人との食事の場であればそこまで気にする必要はないのかもしれません。 しかし、口の中にあったものがテーブルに置いてある状態が不快に感じる方も多いので、マウスピースを外したら必ず専用ケースで保管するようにしましょう。周囲の方への配慮にもなることはもちろん、マウスピースの紛失を防ぐことにも繋がります。 インビザライン矯正にご不安がある方は、横浜市瀬谷区の「三ツ境駅前スマイル歯科」にご相談ください インビザライン矯正を検討している方の中には、様々な理由から外食の頻度が多い方もいらっしゃるでしょう。矯正中も食事が制限されるわけではないので、装着時間や食後の口腔ケア、マウスピースの取り扱いなどに気を付ければ、いつも通り外食を楽しむことが可能です。最初は面倒に感じることも多いかもしれませんが、習慣化していくことを意識するようにしましょう。 三ツ境駅前スマイル歯科ではカウンセリングから治療まで経験豊富な歯科医師・スタッフが担当します。インビザライン矯正中の外食に不安がある方はぜひ、三ツ境駅前スマイル歯科にご相談ください。お口の写真を送っていただくことで、オンラインでの矯正相談も可能です。 LINEでの矯正相談はこちら

2025.04.11

開咬をインビザラインで治療する方法を解説!期間や費用も紹介します

インビザライン矯正は様々なお口の状態を治療できますが、開咬を治療することができるのか気になる方も多いでしょう。開咬は放置すると様々なリスクがあります。 今回は開咬の原因やリスク、インビザライン矯正での具体的な治療法について詳しく解説していきます。 開咬はインビザラインで治療できる? 結論からいうと、インビザラインで開咬を治療することは可能です。インビザラインには目立ちにくさや痛みの少なさといったメリットがあるため、矯正治療のなかでも人気の方法です。 しかし、開咬には様々な原因があり、重症度によってはインビザラインでの治療が向いていないこともあります。場合によっては他の矯正方法と組み合わせて治療を行ったり、外科的な処置が必要になります。 そもそも開咬とは そもそも開咬とは「かいこう」と読み、奥歯で噛んだときに上下の前歯が噛み合わず口が開いている状態のことをいいます。オープンバイトともいわれる不正咬合の一種です。 開咬は見た目の問題だけではなく、食べ物をうまく噛み切れなかったり、滑舌・発音への影響など日常生活にも支障をきたします。 開咬の原因 開咬の原因は主に以下の2つです。 ①遺伝 骨や歯並びは遺伝しやすいため、両親や近い親族に開咬がいる場合は遺伝的要因で開咬になる場合があります。 骨格の異常は早期の治療で改善が期待できるため、お子さまの噛み合わせなどで気になることがある場合は歯科医院に相談しましょう。 ②口腔習癖 口腔習癖は小さい頃から長期的に行っていることが多いです。 指しゃぶり 指を吸う際に口腔内に過度な圧がかかり、骨格や歯並びに影響を与えます。3歳前後で自然とやめるようになりますが、4歳を過ぎても続いている場合は早期に対応する必要があるでしょう。 舌で前歯を押す 本来、舌は上顎についていることが理想です。しかし、舌の位置が下がっていると、物を飲み込む際に舌で前歯を押す癖がついてしまいます。前歯が押されることでかみ合わなくなり、開咬になってしまうのです。 口呼吸 口呼吸も舌の位置が下がっている可能性が高いです。また、口呼吸が日常化すると口が開いている状態が多くなり、口周りの筋肉も弱くなります。歯並びは舌や頬、唇などの口周りの筋肉のバランスによって決まるため、口呼吸によりこのバランスが崩れてしまうと歯並びの悪化、開咬の原因となってしまいます。 開咬を治療せず放置するリスク 開咬を放置するリスクとしては、以下の5つが考えられます。 ①見た目が気になる 開咬は見た目への影響が大きいです。奥歯で噛んだ時に上下の前歯が噛み合わず、唇が閉じづらく、面長なお顔になってしまいます。 ②発音がしづらくなる 開咬は前歯が噛み合っていないため、滑舌や発音への影響も大きいです。前歯が噛み合っていないことで、通常よりも空気が漏れやすく、サ行やタ行の発音が不明瞭になりやすいです。 ③噛み合わせの悪さによる胃腸への負担増加 開咬などの不正咬合は、前歯で食べ物を嚙み切ったり奥歯ですり潰すことが難しくなります。大きな塊のまま胃腸で消化することになり、通常よりも消化に時間がかかるため、胃腸への負担も大きくなります。 また、噛む回数が減ることで唾液の分泌量も少なくなり、より消化しづらい状態になってしまいます。 ④歯の寿命が縮まる 開咬は主に奥歯でのみ嚙み合っているため、奥歯への負担がとても大きいです。将来的には奥歯が欠けたり、割れてしまったりすることもあります。 奥歯の寿命が短くなると、必然的に他の歯の寿命が短くなることになります。 ⑤顎関節症になりやすくなる 開咬に限らず、不正咬合の場合嚙み合わせが悪いことで顎関節への負担が大きく、顎関節症のリスクが高まります。 顎関節症になると、口が開かなくなったり口の開閉で痛みが出たりします。 インビザラインで開咬を治療する方法 インビザラインで開咬を治療するための主な方法を2種類紹介します。 前歯を内側に傾斜させる主に前歯の歯並びが原因となって開咬になっている場合は、前歯を内側に傾斜させることで前歯が噛み合うようになり、開咬を改善できるでしょう。 奥歯を圧下させる圧下とは、歯を根っこ側(歯茎方向)へ移動させることをいいます。奥歯を圧下させることで噛み合わせが低くなり、自然と前歯が噛み合うようになります。 インビザラインで開咬を治療するのにかかる期間 インビザラインで開咬を治療するためにかかる期間は人によって異なりますが、平均で1年〜3年ほどです。開咬の状態によっては他の矯正方法との併用で治療を行ったり、外科的な処置が必要になるため、期間が変わってきます。 また、矯正治療が終わったら、歯を動かしていた期間と同じ期間、後戻りを防ぐための保定装置を装着する必要があります。 インビザラインで開咬を治療するのにかかる費用 インビザラインで開咬を治療するためにかかる費用は平均で80万円〜100万円です。しかし、開咬の状態にも個人差があり、場合によっては他の矯正方法との併用で治療を行ったり、外科的な処置が必要になるため、費用にも差が生じます。 また、矯正治療は基本的に自費治療になるため、歯科医院によっても費用に違いがあります。 インビザラインで開咬を治療したい方は、横浜市瀬谷区の「三ツ境駅前スマイル歯科」にご相談ください 開咬は見た目だけでなく、歯の健康や胃腸への影響も大きいため、矯正による治療が必要になります。インビザラインでの治療も可能ですが、お口の状態によっては他の矯正方法との併用や外科的な処置が必要になることもあります。 その場合は、通常のインビザライン矯正のみの費用や期間とは差が出てくるでしょう。詳しい矯正方法や費用・期間が知りたい場合は歯科医院でカウンセリング・精密検査を受ける必要があります。 三ツ境駅前スマイル歯科では豊富な症例をもとに、患者様のご要望に沿った治療計画のご提案をさせていただきます。LINEでお口の写真を送っていただくことで、オンラインでの矯正相談も可能です。開咬の治療でインビザラインをご検討中の方はぜひ、三ツ境駅前スマイル歯科にご相談ください。 LINEでの矯正相談はこちら

2025.04.04

過蓋咬合はインビザラインで治せる?放置するリスクや原因など

過蓋咬合は歯並びだけ見れば問題ないケースが多く気づかれにくいですが、噛み合わせに異常がある不正咬合のひとつです。 そのため、お口の健康にも影響を与えていることが多いです。 今回は、過蓋咬合はインビザライン矯正によって改善することはできるのか、過蓋咬合にはどのような症状、リスクがあるのかを詳しく解説していきます。 過蓋咬合はインビザラインで治せる? 結論から言うと、過蓋咬合をインビザラインで治療することは可能です。しかし、過蓋咬合には様々な原因があり、重症度も人それぞれです。そのため、場合によってはインビザラインでの治療が難しい症例もあります。 その場合は、ワイヤー矯正とインビザラインの併用、またはワイヤー矯正のみでの治療が必要になります。 そもそも過蓋咬合とは 過蓋咬合とはディープバイトとも呼ばれ、上下の歯の噛み合わせが、異常に深い状態を指します。 通常は、歯並びを正面から見たとき、上の前歯は下の前歯を2〜3ミリ(4分の1程度)隠しています。過蓋咬合では、上の前歯が下の前歯を半分以上隠していたり、全部隠したりしています。 前歯が正しく噛み合っていないため、奥歯に偏った力がかかり、さまざまなリスクを伴います。 過蓋咬合の原因4つ 過蓋咬合になる原因としては、以下の4つが考えられます。 ①顎の位置・大きさ 過蓋咬合には顎の位置・大きさが大きく関係してきます。上顎が下顎よりも前方に位置している場合や、逆に下顎が後方に位置している場合に過蓋咬合になることがあります。 また、上顎または下顎が著しく発達している、もしくは発達が不足している場合には過蓋咬合になる可能性が高いといえるでしょう。 ②歯の生え方 歯の生え方が原因となって過蓋咬合になることもあります。 具体的には上の前歯が前方に傾いている、下の前歯が舌側に傾いている場合や、上の前歯が伸びている、奥歯に高さがない場合です。 ③日常の癖 日常の癖は幼少期から続いていることが多いです。具体的には、 口呼吸 指しゃぶり 舌で前歯を押す 爪や唇を噛む 頬杖 食いしばり、歯ぎしり などです。 これらの癖が幼少期から続いていると、顎の成長に影響を与えたり、口元の筋肉のバランスが悪くなり、歯並びが崩れる大きな原因になります。また、食いしばりや歯ぎしりも歯が削れて奥歯が低くなるため、過蓋咬合を引き起こすことがあります。 ④奥歯の虫歯の放置 奥歯の虫歯を放置しておくと、歯の高さが失われてしまうことがあります。 また、奥歯の虫歯を削ったまま詰め物や被せ物を入れずにそのままにしておくと、高さがないため、噛み合わせが深くなることがあります。 過蓋咬合を放置し続けるリスク 過蓋咬合を放置することは様々なリスクがあります。ここでは代表的なものを5つご紹介します。 ①滑舌・発音 過蓋咬合の場合、下顎の動きや口腔内での舌の動きが制限されてしまうため、滑舌や発音が悪くなってしまうことがあります。 特に、サ行・タ行など舌を使って発音する場合に不明瞭であることが多いです。 ②外見 過蓋咬合は、上の前歯が下の前歯に覆い被さっているため、笑った時に歯茎が見える「ガミースマイル」になりやすいです。機能的な弊害はないものの、審美性の低下からコンプレックスに感じる人も多いです。 他にも、嚙む力が強くなってしまうので咬筋が発達してしまい、エラが張ることもあります。 ③顎関節症 過蓋咬合は顎関節症を引き起こす可能性も高いです。 上顎が覆いかぶさっているため、本来自由に動かせる下顎の動きが制限されてしまい、会話や食事の際に、顎関節に大きな負担がかかってしまうのです。 ④歯茎の損傷 噛み合わせが深いことで、下の歯が上の歯茎に当たってしまい傷がつくことがあります。 咀嚼や歯ぎしりなどで繰り返し傷がつくことで、傷の直りが遅くなってしまったり、歯周病などの症状が出てしまうこともあります。 ⑤歯の寿命 過蓋咬合の場合、奥歯に負担がかかってしまうので、奥歯が欠けたり、摩耗してしまいます。歯が摩耗すると一番外側の層(エナメル質)が削れ、知覚過敏になってしまう可能性があります。 知覚過敏が進行すると、冷たいものや温かいものだけでなく、甘いものや刺激物でも症状が出てしまうのです。 インビザラインで過蓋咬合を治療する方法 インビザラインで過蓋咬合を治療するには、歯を挺出(ていしゅつ)させることと、圧下(あっか)させることが必要となります。挺出は歯を引っ張り出す動きのことで、これにより歯に高さを出します。 一方で、圧下は歯を押し込む動きのことで、歯の高さを低くすることで噛み合わせを浅くします。 この2つの動きによって治療を進め、過蓋咬合を改善します。 しかし、インビザラインだけで治療できる過蓋咬合の症例は一部であり、ワイヤー矯正との併用やワイヤー矯正のみでの治療が適している場合もあります。 インビザラインで過蓋咬合を治療するのにかかる期間 インビザラインで過蓋咬合の治療をする際にかかる期間は平均で2年~2年半ほどです。しかし、お口の中の状態には個人差があるため、重症度などによって期間は大きく変わります。 また、矯正以外の処置が必要になった場合や、思うように治療が進まない場合は期間が延びる可能性もあります。 詳しい期間を知るためにはカウンセリング・精密検査を受ける必要があります。 インビザラインで過蓋咬合を治療するのにかかる費用 インビザラインで過蓋咬合の治療をする際にかかる費用は平均で80万円〜100万円程度です。期間と同様に、お口の中の状態には個人差があるため、重症度などによって費用は大きく変わります。 また、歯列矯正は自費診療なので歯科医院によっても費用の差が生じます。 詳しい費用を知るためにはカウンセリング・精密検査を受ける必要があります。 過蓋咬合をインビザラインで治したい方は、横浜市瀬谷区の「三ツ境駅前スマイル歯科」にご相談ください 過蓋咬合は放置しておくと様々なリスクが生じるため、治療を開始したいと思う方も多いでしょう。過蓋咬合をインビザラインで治療することは可能です。 また、インビザラインでの治療には目立ちにくい、取り外しが可能といったメリットも多いため、過蓋咬合の方のみならず人気な矯正方法です。 しかし、症例によってはワイヤー矯正との併用が必要になったり、インビザラインでの治療が不向きな場合もあります。 インビザラインでの治療が可能なのか、費用や期間はどのぐらいかかるのかを知るためには、歯科医院でカウンセリング・精密検査を受ける必要があります。 三ツ境駅前スマイル歯科では、費用・期間や理想の歯並びなど、患者さまの要望に沿った治療計画を提案させていただきます。 LINEでお口の写真を送っていただくと、オンラインでの矯正相談も可能です。ぜひ、三ツ境駅前スマイル歯科にご相談ください。 LINEでの矯正相談はこちら

2025.03.28

インビザラインで横顔は変わらない?横顔に影響する歯並びとは

矯正によって横顔が変わるかどうかは、歯並びや骨格によって個人差があります。 そのため、矯正を始めて横顔が大きく変化する方もいれば、ほとんど変わらない場合もあります。 今回はインビザライン矯正で横顔は変化するのか、変化する歯並びの特徴などを詳しく解説していきます。 インビザラインで横顔は変わらないって本当? インビザラインは目立ちにくさ、痛みの少なさなどから、矯正治療の中でも特に人気のある治療方法です。 インビザラインによって横顔が大きく変化するのは、歯並びの不正が大きく横顔に影響を与えている場合ですが、インビザラインは歯並びを改善するための方法ですので、必ずしも横顔が変わるとは言い切れません。 また、歯並びによってはインビザラインでの治療が適応にならないこともあるので注意しましょう。 インビザラインによって生じる顔の変化は、主に歯の位置と顎の関係の変化に依存します。 噛み合わせが改善され、顔全体の印象がすっきりすることもありますが、あくまで歯並びや噛み合わせの改善に伴う部分的な変化であることを理解しておくことが大切です。 横顔に影響を及ぼす歯並び 横顔に大きな影響を与える歯並びの例としては、以下の3つが挙げられます。 ①出っ歯(上顎前突) 出っ歯は横顔に大きな影響を与えるため、矯正を検討する大きな理由になります。出っ歯には3つのパターンが存在するといわれています。 歯が前に傾いて出っ歯になっている(歯槽性上顎前突)歯槽性上顎前突は上下の顎の骨に問題があるのではなく、歯が前に傾いているために出っ歯になっている状態です。 骨格的に出っ歯になっている(骨格性上顎前突)骨格性上顎前突は上顎が過剰に成長してしまっている、または下顎の劣成長など骨格の問題によって出っ歯になっている状態です。この場合、歯並びは悪くなくても出っ歯に見えてしまうことが多いです。 上記の2つが混在している上記の中でインビザラインでの治療が可能とされているのは、歯槽性上顎前突と軽度の骨格性上顎前突です。 ②受け口(下顎前突) 受け口は横顔だけでなく、正面からの顔の印象にも大きな影響を与えます。 受け口になる原因としては、遺伝、幼少期の癖、発育不全などが考えられます。幼少期に受け口の症状がみられる場合は、早い段階での治療開始が望ましいとされています。 成人してから治療を開始する場合、インビザラインが適応になる症例は少なく、多くの場合は抜歯や外科的な治療が必要になります。 ③口ゴボ(上下顎前突) 口ゴボとは、骨格や歯並びにより上下の歯や唇が前方に突出している状態を指します。 口元が全体的に前に出ているため、正面だけでなく、横からの見た目に大きな影響を与えます。 口ゴボの原因としては以下の5つが考えられます。 1.下顎の位置・大きさなどの骨格 2.上唇と歯茎の間が長い 3.アデノイド顔貌 4.歯の生える向き 5.幼い頃の口腔習癖 受け口と同様に骨格を原因としている場合や抜歯を必要としている場合は、インビザラインでの治療自体が難しい場合もあります。 インビザラインで横顔を整える治療法 歯をきれいにならべるためには、歯列から出ている歯を並べるためのスペースが必要です。スペースを確保する方法としては、「IPRを行う」「抜歯を行う」の2通りの方法があります。 また、治療前の口の状態によっては抜歯を必要としないケースもあります。以下に詳しくご紹介します。 1.IPRを行う IPR(Interproximal Reduction)とは、歯と歯の間をわずかに削ることで隙間を作り、歯を移動しやすくする方法です。 インビザライン矯正において、歯列全体のスペースが若干不足している程度であれば、IPRで対応できることが多く、抜歯せずに矯正治療が進められます。 また、IPRは痛みが少なく、治療期間の短縮にもつながるため、患者様にとっても負担が少ないメリットがあります。 ただし、削る量には限度があり、歯に大きなスペースが必要な場合や重度の歯列不正の場合には適用が難しいとされています。 2.抜歯を行う IPRでは歯を動かすスペースが十分に確保できない場合や歯周病や虫歯が進行している場合、歯の向きが不自然に生えている場合(親知らずなど)は抜歯を行うことが多いです。 インビザラインはワイヤー矯正と異なり、複雑な歯の向きの修正が難しいため、抜歯することでスムーズな治療が可能になります。 抜歯を行うことで様々な歯並びに対応できる、歯肉退縮を防ぐことができる、治療計画を立てやすくなるなど様々なメリットも存在する一方で、健康な歯を抜かなければいけない、治療期間が長くなるといったデメリットも存在します。 メリット・デメリットは人によって異なるため、自分の症例に抜歯が必要かどうかを知るためには、詳しい検査と歯科医師の正しい判断が必要となります。 3.抜歯を行わない 抜歯を行わない場合は、歯列を外側(頬側)に拡大することでスペースを確保したり、奥歯を後方に移動(遠心移動)することでスペースを確保します。 歯列の拡大は、特に子どもや若年層において効果が出やすいですが、大人でも適応できるケースがあります。顎の骨が柔軟であることが条件の一つであり、この条件が整っていれば抜歯せずに治療を進めることが可能です。 遠心移動では、前歯にスペースがない場合、奥歯を後方に動かすことで前歯に必要な空間を作り出せるため、重なりのある歯を抜歯せずに治療することが可能です。 奥歯を後方へ動かす処置は、特に上顎において効果が期待できます。遠心移動が可能な場合、歯並びを整えるだけでなく、顎のバランス改善にもつながり、顔全体の調和を図ることができます。 ただし、奥歯を後方に動かすには骨の構造や口腔内の状態が適している必要があるため、専門家の診断が不可欠です。 インビザラインで横顔はどう変わる? インビザラインで横顔が改善する際、特に変化する場所として3つ挙げられます。 ①Eライン Eラインとは横顔の鼻先と下アゴの突端部を直線で結んだラインのことをいいます。 正式にはエステティックラインと言い、横から見て、人差し指を鼻先とアゴ先にまっすぐ付けた時に唇が人差し指につかない・もしくは少し触れる程度の状態が理想のEラインと言われています。 歯並びによってEラインが乱れている場合は、インビザラインで改善することは可能ですが、骨格が原因となっている場合は矯正のみでの改善は難しく、外科的な処置が必要となることもあります。 ②フェイスライン インビザライン治療が進み、歯並びが改善されるとフェイスラインにも変化が見られることがあります。 歯並びの改善により上下の顎のバランスが改善され、特に顎のラインがしっかり見えるといったことが期待できます。 ③エラ エラ部分には咬筋という筋肉がついています。この筋肉は噛み合わせの問題や過度な緊張が原因で過剰に発達してしまい、目立ってしまうことがあります。 インビザラインで治療を行うことで噛み合わせが改善し、緊張や発達が解消されることでエラ張りが目立ちにくくなることがあります。 しかし、エラ張りには筋肉だけでなく骨格も関与している場合が多いため、インビザラインの治療のみで改善することは難しいかもしれません。 インビザラインで横顔を整えるのにかかる期間 インビザラインで横顔を整えるためにかかる期間は、歯並びや口の状態によって異なります。 出っ歯、受け口、口ゴボにも様々な原因と重症度が存在するため、詳しい期間を知るためには、精密検査を受けなければなりません。 目安としては、1年〜2年ほどかかる場合が多いですが、矯正以外に処置が必要な場合や抜歯を行う場合は期間が延びる可能性もあります。 インビザラインで横顔を整えるのにかかる費用 費用に関しても期間と同様に、歯並びや口の状態によって大きく異なります。 目安としては、80〜100万ほどかかる場合が多いですが、抜歯や外科的な処置が必要な場合は追加費用がかかることがほとんどです。 また、歯科矯正は自費診療なので、歯科医院によっても費用が異なります。 こちらも詳しい費用を知るためには、精密検査を受ける必要があるので、一度自分にあった歯科医院に相談することをおすすめします。 インビザラインで横顔を整えたい方は、横浜市瀬谷区の「三ツ境駅前スマイル歯科」にご相談ください インビザライン矯正で歯並びや噛み合わせが改善することで、Eラインやフェイスラインなどが整うことがあります。 しかし、インビザラインはあくまで歯列矯正なので、確実に横顔が改善されるとは言えません。 抜歯をするのかしないのかによっても、横顔の変化は大きく異なります。 また、同じようなお口の状態でも、骨格に問題があるのか、歯並びに問題があるのかによってインビザラインが不向きな場合もあります。 自分の歯並びにインビザラインが適応するのか、横顔がどのぐらい変化するのかを知るためには、精密検査を受ける必要があります。 三ツ境駅前スマイル歯科では、横顔の変化のシミュレーション作成や、患者様の要望に沿って複数の治療計画を作成することも可能です。 経験豊富な歯科医師・スタッフがカウンセリングから治療まで担当いたします。 また、LINEでお口の写真を送っていただくことで、オンラインでの矯正相談も可能です。ぜひ、三ツ境駅前スマイル歯科にご相談ください。 LINEでの矯正相談はこちら

2025.03.21

インビザラインの部分矯正を徹底解説!費用や期間、適応する歯並びなど

前歯の捻じれを治したい、1本だけ歯列からズレている歯を治したいなど、様々な理由で部分矯正を検討中の方も多いと思います。 部分矯正は全体矯正と比較しても期間や費用を抑えられるメリットもあります。しかし、全ての症例が部分矯正の対象になるわけではありません。 部分矯正を希望していたけれど、全体矯正が必要な症例だった…ということも少なくありません。 今回はインビザラインでの部分矯正について詳しく解説していきます。 インビザラインで部分矯正はできる? 結論からいうと、インビザラインでの部分矯正は可能です。 しかし、冒頭でも触れたように全ての症例が対象になるわけではなく、場合によっては全体矯正が必要になってしまうこともあるのです。 対象となる歯並びとしては、軽い歯並びの不正(ズレや捻じれなど)、抜歯を必要としない症例になります。 部分矯正の対象になるかどうかは、歯科医院で精密検査を受け、医師の診断を通じて判断する必要があります。 インビザラインで部分矯正ができる歯並び インビザラインで部分矯正可能な歯並びとしては、基本的に抜歯をせずに、歯の傾斜や大きさを変えることで並び・捻じれを改善することのできる歯並びが対象となります。 大きく分けると以下の3つが挙げられます。 ①軽度の不正咬合 不正咬合は、顎の大きさと歯の大きさの不一致、小さい頃の悪習癖などによって引き起こされることが多いです。 前歯が1本だけ内側に入っている、前歯のすきっ歯など不正咬合による症状が軽度であれば、インビザラインの部分矯正によって歯並びの不正を治すことが可能です。 上前歯の捻じれと突出が気になる症例 期間:4ヶ月 ②軽度の捻転 軽度の捻転歯の方も前歯のみのインビザライン矯正で治療することをおすすめします。 捻転歯とは捻じれて生えている歯のことで、主な原因として歯が生えるスペースが足りないことが挙げられます。 前歯だけが捻れているといった軽度の場合の捻転歯のみ、インビザラインの部分矯正で治療可能です。 下前歯にガタツキが気になる症例 期間:5ヶ月 ③矯正後の後戻り 矯正後の後戻りにより、歯並びが崩れてしまった方にもインビザラインでの部分矯正が向いています。 矯正後、後戻り防止のために保定装置(リテーナー)を装着していないと後戻りしてしまい、一度きれいになった歯並びも崩れてしまいます。 矯正後の歯並びは歯が動きやすいので、部分矯正によって歯並びの改善が可能です。 大きく崩れてしまっている場合は部分矯正の対象にならないこともあります。 後戻りによる下前歯のガタツキが気になる症例 期間:3ヶ月 インビザラインで部分矯正ができない歯並び インビザラインでの部分矯正ができない歯並びは抜歯が必要になる歯並びの場合や、骨格的な問題によって歯並びに不正が生じている場合などです。 以下にその場合に有効な矯正方法をご紹介します。 ①歯列全体の噛み合わせに問題がある 不正咬合が重度であり、歯列全体、特に奥歯の噛み合わせに問題がある場合は部分矯正の対象にはなりません。 奥歯の噛み合わせは審美的な面だけでなく、お口の中の機能面に大きな影響を与えるため、全体的な矯正が必要となります。 ②抜歯が必要 部分矯正を行う場合、歯を並べるためのスペースを確保するためにIPR(歯と歯の間を削りスペースを作る方法)を用います。 しかし、IPRだけでは十分なスペースを確保できず、抜歯が必要となる場合はワイヤー矯正での治療が必要になります。 ワイヤー矯正には表側矯正と裏側矯正があるため、矯正器具を目立たせたくない方には裏側での矯正がおすすめです。 ③左右が非対称 上下の前歯の中心を専門用語で「正中」と呼びますが、この正中が上下でズレている場合にはインビザラインで部分矯正をすることはできません。 正中がズレる原因となるのは「歯」と「顎」の2種類があります。歯が原因となってズレが生じている場合は、全体矯正によって歯並びを改善することができます。顎が原因となっている場合は、矯正だけでなく外科手術を必要とする可能性もあります。 ワイヤー矯正とインビザライン矯正の併用症例 インビザラインで部分矯正を行うメリット インビザラインで部分矯正を行うメリットとしては、以下の3つが挙げられます。 短い期間で治療できるこれは部分矯正を検討する大きなメリットのひとつです。全体矯正を行う場合、最低でも1〜2年ほど期間を必要としますが、部分矯正の場合はその半分ほどで治療が終わることがほとんどです。症状によっては3か月程度で完了することもあります。 矯正費用が抑えられるこちらも部分矯正を検討する大きなメリットです。期間と同じように、全体矯正の半分ほどの費用に抑えられることが多く、50〜60万円ほどで治療が可能です。基本的に矯正治療は自由診療になるので、歯科医院によって費用は大きく異なります。自分にあった歯科医院を見つけたら、一度カウンセリングを受けてみて自分の症状の場合はどの程度費用がかかるのか、確認することもおすすめです。 痛みや違和感が少ないもともとインビザライン矯正はワイヤー矯正に比べて痛みが少ないといわれています。部分矯正であれば、より歯を動かす期間や移動量が少ないため、全体矯正と比較しても痛みや違和感が少なくなります。 インビザラインで部分矯正を行うデメリット インビザラインで部分矯正を行うデメリットとは、以下の3つが考えられます。 全体矯正と比べると対応できる症例が少ない部分矯正を検討するうえで一番のデメリットとなるのが、対応できる症例が少ないことでしょう。症状が軽度であること、抜歯を必要としないことなど様々な条件があります。自分では部分矯正で対応できる症例であるかどうかを判断することは難しいため、歯科医院での精密検査が必要となります。 アライナーの管理が必要インビザライン矯正では1日22時間以上のマウスピース装着が推奨されています。付け忘れなどにより、この時間を下回ってしまうと矯正の効果を十分に感じることは難しいことはもちろん、後戻りの可能性もあります。また、透明のマウスピースを使用するため、紛失してしまうことも少なくありません。付け忘れや装着時間の管理が難しい方は、スマホのアプリなどを活用することをおすすめします。紛失を防ぐために外した際にティッシュなどにくるむのではなく、専用のケースを使用することも大切です。 噛み合わせ自体の治療はできないインビザラインで部分矯正を行う場合は、軽度の歯並びの不正を改善することを目的としているため、噛み合わせを改善することはできません。嚙み合わせを改善するには、歯全体のバランスを考慮して治療を進めていく必要があります。そのためには全体矯正を行わなければなりません。 インビザラインの部分矯正にかかる期間・費用 インビザラインでの部分矯正は全体矯正と比較すると、期間・費用どちらも大幅に抑えることができます。期間に関しては、全体矯正の半分程度の6ヶ月~12ヶ月程度、場合によっては3ヶ月~6ヶ月で終わる場合もあります。 費用に関しては、歯科医院によって大きく異なりますが、平均は50~60万円程度に抑えることができるでしょう。しかし、初期費用には含まれない追加費用が必要な場合もあるので、注意しましょう。 詳しい期間・費用を知るためには、カウンセリング。精密検査を受ける必要があります。 インビザラインの部分矯正をご検討中の方は横浜市瀬谷区の「三ツ境駅前スマイル歯科」にご相談ください 部分矯正は全体矯正と比較しても期間や費用を大幅に抑えることができ、矯正を検討している方にとっては治療を始めやすい方法のひとつです。 しかし、部分矯正には条件がたくさんあり、対応できる症例が少ないことは大きなデメリットといえるでしょう。 部分矯正で改善できるかどうかを患者様自身で判断することは難しいため、必ず歯科医師の診断が必要になります。 また、歯科医師の判断ミスにより、部分矯正で治療を始めたのに、歯並びが改善されず最終的に全体矯正を行うことになる可能性もあります。 そのため、歯科医院選びを間違えないことも矯正を始めるうえではとても重要になります。 三ツ境駅前スマイル歯科では、経験豊富な歯科医師・スタッフがカウンセリングから治療まで担当いたします。 また、LINEでお口の状態を写真で送っていただき、オンラインで矯正相談を行うことも可能です。 インビザラインでの部分矯正を検討中の方はぜひ、三ツ境駅前スマイル歯科にご相談ください。 LINEでの矯正相談はこちら

2025.03.14

インビザラインで八重歯を治療する方法4つ!メリット・デメリットも

「八重歯」と聞くと、笑ったときや口を開けたときに見える歯を思い浮かべる方も多いと思います。 日本では可愛らしいというイメージを持たれることも多いですが、コンプレックスに感じている方もいらっしゃると思います。 今回はインビザラインで八重歯を治療することは可能なのか、メリットやデメリットを含め詳しく解説していきます。 インビザラインで八重歯は治療できる? インビザライン矯正で八重歯を治療することは可能です。しかし、八重歯の中でもインビザラインでの治療ができない症例もあります。 八重歯の1本だけが突出している場合や噛み合わせに問題がない場合はインビザラインで対応できるでしょう。 しかし、歯と歯の重なりが大きい場合や歯を大きく移動させないと歯並びの改善ができない場合は、ワイヤー矯正との併用によって治療を進める可能性もあります。 ご自身でインビザラインで治療可能かどうかを判断することは難しいと思いますので、一度歯科医院で矯正相談を受けることをおすすめします。 そもそも八重歯とは そもそも八重歯とは、上の3番目の歯(犬歯)が他の歯に比べて前に突出して生えている状態を指し、専門用語では「上顎犬歯低位唇側転位」と言います。 八重歯になる理由は、もともと顎が小さい場合や、顎に対して歯が大きい場合に犬歯が生えるスペースが確保できず、歯列からはみ出て生えてきてしまうからです。 また、本来の生え変わりの順番とは違う順番で生え変わってしまうと、他の歯にスペースを奪われてしまい八重歯になってしまいます。 インビザラインで八重歯を治療する方法 インビザラインで八重歯の矯正を行う方法としては以下の4つが挙げられます。 ①遠心移動 抜歯をせずに治療する方法の一つで、奥歯を後ろに移動させることでスペースを確保し、八重歯を矯正します。 しかし、遠心移動は歯を支えている歯槽骨がある範囲でしか移動できないため、親知らずがある場合は親知らずの抜歯が必要になることが多いです。 ②歯列の側方拡大 こちらも抜歯をせずに治療する方法の一つで、歯列を頬側に広げてスペースを確保します。 しかし、側方拡大できる距離にも個人差があるため、理想の歯並びにするために必要なスペースを確保できない可能性もあります。 ③IPR IPRはやすりなどを使用して歯と歯の間に0.1mm単位で隙間を作ることで歯を動かすスペースを確保します。 ④抜歯 顎と歯のサイズの不調和や八重歯の重なりが強い場合は抜歯をしてスペースを確保する必要があります。 抜歯する場合は前から4、5番目の歯が選択されることが多いです。 インビザラインで八重歯を治療するのにかかる期間・費用 インビザライン矯正で八重歯を治療する際の費用や期間はお口の状態や治療ゴールの設定によって大きく変わります。 費用は平均70〜100万円ほどかかるでしょう。基本的に矯正治療は自由診療のため、歯科医院によって費用は異なります。ワイヤー矯正との併用や抜歯などには追加費用がかかる歯科医院も多いです。 期間の目安は1年半〜3年ほどです。費用と同様、ワイヤー矯正との併用や抜歯の有無、歯並びの状態によって異なります。 費用・期間について詳しく知りたい場合はカウンセリングだけでなく精密検査を受ける必要があります。 インビザラインで八重歯を治療するメリット・デメリット インビザラインで八重歯を治療するメリット・デメリットをご紹介します。 メリット インビザラインでは透明のマウスピースを使用して治療を行うため、日常生活や仕事への影響を最小限にすることができます。 枚数を重ねることで徐々に歯を動かすため、ワイヤー矯正と比較すると痛みが少ないといわれています。また、金属を使用しないため、口腔内を傷つける心配もありません。 食事や歯磨きの際には装置の取り外しが可能なため、口腔内の清潔を保つことができます。 デメリット インビザラインは装着時間22時間以上が推奨されています。この時間を下回ってしまうと十分な効果を得られないことはもちろん、後戻りなどのリスクもあります。 インビザラインは全ての症例に対応できるわけではありません。歯並びや骨格的な問題など、人によってはインビザラインでの矯正が難しくなります。 インビザラインで八重歯を治療したい方は、横浜市瀬谷区の「三ツ境駅前スマイル歯科」にご相談ください インビザラインでの治療には様々なメリットがありますが、同じようにデメリットも存在します。 症例によっては抜歯が必要になったり、インビザライン以外の治療方法が適切な場合もあります。 自身のお口の中の状態、歯並びにはどの治療方法が適しているのか、費用や期間も含めて知りたい方は、カウンセリング・精密検査を受ける必要があります。 三ツ境駅前スマイル歯科では、経験豊富な歯科医師・スタッフがカウンセリングから治療まで担当し、患者様一人ひとりの要望やお悩みに合わせた治療方法をご提案をさせていただきます。 インビザライン矯正で八重歯の治療をご検討中の方はぜひ、三ツ境駅前スマイル歯科にご相談ください。 LINEでの新規矯正相談のご予約も承っております。 LINEでの矯正相談はこちら

2025.03.07

インビザラインはむし歯になりやすい?むし歯があっても治療は開始できる?

インビザラインでの治療を検討されている方の中には、むし歯があった場合はどうするのか、矯正中はむし歯のリスクが高いのか、気になる方も多いと思います。 インビザラインに限らず、矯正中の口腔内の管理はとても大切になってきます。 今回はインビザライン矯正前後のむし歯があった場合の対処法、むし歯にならないための予防法を詳しく解説していきます。 むし歯があったらインビザライン矯正は始められない? 矯正を開始する前には必ず精密検査を行います。その段階でむし歯が見つかった場合は、状態にもよりますが、矯正治療を始める前にむし歯治療を行うことが多いです。 理由としては、インビザライン矯正中にむし歯が進行してしまうと治療を中断しなければならない可能性もあるからです。 また、むし歯の治療を行い、詰め物やかぶせ物をすると、元の歯の形や大きさが変わることがあります。 そのため、むし歯治療後に矯正のためのデータ取り(歯の型取り、スキャンなど)をした方がマウスピースの不適合による作り直しなどをしなくて済みます。 インビザライン矯正はむし歯になりやすい?むし歯になる原因 インビザライン矯正によりむし歯が増えてしまう原因としては、大きく3つあります。 口内が乾燥しやすいため 1つ目は口腔内が乾燥するからです。マウスピースを長時間装着していると唾液の分泌量が減ってしまう方も少なくありません。 口腔内が乾燥すると、細菌が繁殖しやすくなったり、汚れが固まってしまい歯ブラシで落としにくくなったりします。 マウスピースで歯が覆われるため 2つ目は歯がマウスピースで覆われてしまうからです。 唾液が直接歯に触れないため、唾液の自浄作用や抗菌作用を期待できなくなってしまうのです。 アタッチメントに汚れが溜まりやすいため 3つ目はアタッチメントに汚れが溜まってしまうからです。 アタッチメントとはマウスピースをしっかり歯に固定させ、より歯を移動させる圧力をかけるために歯に付ける突起物のことです。 歯と同じような色のレジン材を使用するため、見た目はあまり目立ちませんが取り外しができないのでしっかりケアをしないと汚れが溜まって、むし歯のリスクが高くなってしまいます。 インビザライン矯正中にむし歯になりやすい部位 インビザライン矯正中にむし歯になりやすいとされている部位をご紹介します。 歯並びが悪い場所歯並びが悪い場所は歯と歯が重なっていたり、歯ブラシが届きにくい場合が多いです。普段の口腔ケアだけで汚れを落としきることが難しい場合は、歯科医院でメンテナンスを受けることも必要になります。 歯間歯と歯の間はインビザライン矯正中のみならず、むし歯になりやすい部位です。歯ブラシだけでは歯と歯の間を清掃することはできません。必ずフロスや歯間ブラシを使用してケアするようにしましょう。 親知らずこちらも矯正中に限らず、むし歯になりやすい部位です。生え方が斜めや横向きで歯の一部分だけが見えている状態の場合も多く、一番奥に生えているため歯ブラシも届きにくく、鏡で汚れを落とせたか確認することも難しいです。 インビザライン矯正中のむし歯を防ぐ方法 インビザライン矯正中のむし歯を予防するための方法をご紹介します。 こまめに水分補給やうがいをする むし歯の原因となりうる口腔内の乾燥を防ぐためにも積極的な水分補給、こまめなうがいが効果的です。 口腔ケアを徹底する 普段の口腔ケアにフロスや歯間ブラシを追加したり、マウスウォッシュを行うことも有効的です。 また、常に口腔ケアアイテムを持ち運ぶことで外出先でも口腔ケアを行うことができます。 マウスピースを清潔に保つ マウスピースを取り外した際には必ず流水やブラシで清掃することが大切です。 しかし、硬いブラシで磨いてしまうとマウスピースに傷がついてそこに汚れがたまったり細菌が繁殖する可能性もあるので気を付けましょう。 マウスピース専用のクリーナーを活用することもおすすめです。 マウスピースを装着する前は必ず歯を磨く マウスピースを装着すると歯と汚れが密着し、むし歯になる可能性が高くなってしまうので、装着前には必ず歯を磨きましょう。 歯みがきができない場合は、最低でもうがいをしてから装着するようにしましょう。 定期的に歯のクリーニングをしてもらう 普段のケアだけでは完璧に汚れを落とすことはできません。歯科医院での定期的なクリーニングを受けるようにしましょう。 また、クリーニングだけでなく、定期検診を受けることでむし歯の早期発見、対処ができます。 インビザライン矯正中にむし歯が見つかったら もしも矯正中にむし歯が見つかった場合は、むし歯の状態によって3つのパターンが考えられます。 1つ目は、矯正を一度中断して先にむし歯の治療を進めるパターンです。むし歯が進行しており、治療を優先する必要がある際にはこの方法がとられることが多いです。 しかし、詰め物やかぶせ物をする治療の場合はマウスピースが不適になり、マウスピースの再作製が必要になる可能性もあります。 2つ目は、矯正と並行してむし歯の治療を行うパターンです。1日で完了する軽度のむし歯治療の場合は、治療後そのままマウスピースを装着することが可能です。 数回に分けて行う治療でも歯の形が大きく変わらない場合は、この方法をとることも少なくありません。 3つ目は、矯正治療を先に終わらせるパターンです。むし歯治療によってマウスピースを再作製するリスクもあるため、矯正終了時期が近い場合はこの方法をとることもあります。 むし歯が見つかった段階で応急処置をして、インビザライン矯正を進めます。 しかし、応急処置のみでむし歯が完治することはないので、矯正完了後すぐにむし歯の治療を行う必要があります。 インビザラインによるむし歯が心配な方は、横浜市瀬谷区の「三ツ境駅前スマイル歯科」にご相談ください インビザライン矯正の開始前後でむし歯が見つかることは少なくありません。 治療を行うことになると、むし歯の状態や矯正の進み具合から総合的に判断されます。 しかし、矯正中の治療になると場合によっては矯正を一度中断したり、マウスピースを再作製する可能性もあります。 また、矯正中はむし歯のリスク自体が高くなってしまうこともあるので、普段から予防を意識して過ごすことも大切です。 毎日の口腔ケアだけでは汚れを落とすことはできません。そのため、定期的に歯科医院でクリーニングを受けることも重要です。 三ツ境駅前スマイル歯科では矯正治療だけでなく、一般歯科も取り扱っています。 むし歯ができてしまった場合や治療中・治療後の定期検診、クリーニングも対応しています。インビザラインによるむし歯が心配な方はぜひ、三ツ境駅前スマイル歯科へご相談ください。 LINEで新規矯正相談のご予約も承っております。 LINEでの矯正相談はこちら

2025.02.28

インビザラインで出っ歯は治療できる!方法や費用、期間など紹介

出っ歯を治したいという理由でインビザライン矯正を始める方はとても多いです。 しかし、インビザライン矯正で出っ歯が本当に治るのか、逆に出っ歯になることがあるのか、疑問に思っている方もいるでしょう。 今回はインビザライン矯正で出っ歯が治るのか、具体的な方法も併せてご紹介します。 インビザラインで出っ歯は治療できる インビザライン矯正で出っ歯を改善することは可能です。 しかし、症例によってはインビザライン矯正での治療が不向きな場合があります。 まず、出っ歯のパターンを3つご説明します。 歯が前に傾いて出っ歯になっている(歯槽性上顎前突)歯槽性上顎前突は上下の顎の骨に問題があるのではなく、歯が前に傾いているために出っ歯になっている状態です。小さい頃に指しゃぶりや舌で歯を前に押し出す癖があった人や、口呼吸をしている人に多いケースです。 骨格的に出っ歯になっている(骨格性上顎前突)骨格性上顎前突は、上顎が過剰に成長してしまっている、または下顎の劣成長など骨格の問題によって出っ歯になっている状態です。この場合、歯並びは悪くなくても出っ歯に見えてしまうことが多いです。骨格性上顎前突は遺伝的な要因もありますが、小さい頃からの癖も大きな影響を与えます。 上記の2つが混在している以上のパターンを踏まえて、インビザライン矯正での治療に向いている出っ歯のケース、向いていないケースをご紹介します。 インビザライン治療に向いている出っ歯 歯が前に傾いて出っ歯になっている歯槽性上顎前突 傾斜の強い前歯を正常な角度まで矯正することで、出っ歯を軽減することができます。 骨格的に出っ歯になっている骨格性上顎前突(軽度) 歯列を後方に移動させる方法や抜歯を行うことで出っ歯の改善を図ります。 インビザライン治療に向いていない出っ歯 骨格的に出っ歯になっている骨格性上顎前突(重度) 歯の移動量が大きい場合やそもそも骨が大きすぎる・小さすぎる場合も多いため、外科的な処置を必要とする可能性もあります。 また、インビザラインだけでなくワイヤー矯正との併用で治療を行うこともあります。 インビザラインで出っ歯を治療する方法 そもそもインビザライン矯正とは、マウスピースを使用して徐々に歯を動かして理想の歯並びを目指す治療方法です。 マウスピース1枚で動かせる歯の移動量は約0.25mmと決まっており、一度に大きく歯を動かすことはできませんが、枚数を重ねることで歯を移動させていきます。 そして、歯を移動させるためには歯列にスペースを確保する必要があります。 スペースを確保するために、抜歯をするかしないかで治療計画は大きく異なります。 抜歯をする場合 抜歯をする場合、前から4番目の小臼歯と呼ばれる歯を抜くことが多いです。 歯列の真ん中あたりの歯を抜くことで全体的な歯の移動量を少なくすることができます。 これによってできたスペースを埋めるように突出している歯を動かしていきます。 抜歯をしないケースよりも歯を動かせるスペースを大きく確保することができるので、中等度~重度の出っ歯の場合は抜歯が必須になってきます。 抜歯をしない場合 抜歯をしない場合は、歯を移動させるスペースを確保するためにIPRという処置を行います。 IPRとは、歯と歯の間を0.1mm単位でわずかに削ることで隙間を作ります。 この隙間を埋めるように歯を移動させます。 抜歯をするほどスペースを確保しなくても出っ歯を改善できるほど軽度な場合はこのような方法がとられます。 インビザラインで出っ歯を治療するメリット・デメリット インビザラインで出っ歯を治療する際にはもちろん、メリットもデメリットもあります。 以下にメリット・デメリットをご説明します。 メリット インビザライン矯正の最大の特徴は、目立ちにくさです。透明なマウスピースを使用して治療を行うため、人前で話す機会が多い方や矯正していることを知られたくない方でも、日常生活や仕事への影響を最低限に治療することができます。 従来の矯正方法に比べて痛みが少ないことも大きなメリットのひとつです。マウスピース1枚あたりの歯の移動量は少なく、歯を大きく移動することがないため痛みは感じにくいといわれています。また、ワイヤー矯正のような金具を使用しないので歯茎や粘膜への接触も少なく、痛みが少なくなります。 食事や歯磨きの際には取り外しが可能なので、口腔内の清潔を保つことができます。 治療前にシミュレーションを確認することができるので、最終的な歯並びを実際に確認できることも魅力です。 デメリット 骨格が問題で出っ歯になっている場合の多くがインビザラインでの治療が難しくなります。そのため、外科的な処置を必要とするか、ワイヤー矯正との併用により治療を進めていくことも多いです。 従来の矯正方法に比べて痛みが少ないことも大きなメリットのひとつです。マウスピース1枚あたりの歯の移動量は少なく、歯を大きく移動することがないため痛みは感じにくいといわれています。また、ワイヤー矯正のような金具を使用しないので歯茎や粘膜への接触も少なく、痛みが少なくなります。 インビザライン矯正は装着時間22時間以上が推奨されています。自分で着脱が可能な反面、付け忘れや長時間の食事などで装着時間が短くなってしまうと効果が発揮されないことはもちろん、後戻りなどのリスクもあります。 出っ歯の程度によってはインビザラインでの治療自体は可能でも、時間がかかってしまうこともあります。インビザライン矯正はマウスピースの枚数によって治療期間が決まるので、カウンセリング時に歯科医師に相談してみるといいでしょう。 インビザラインで出っ歯を治療するのにかかる期間・費用 インビザライン矯正で出っ歯を治療する場合にかかる期間・費用は口腔内に状況や最終的な歯並びのゴール設定によって大きく変わってきます。 費用 費用に関しては、平均して80〜100万ほどかかるケースが多いです。 また、最初の治療計画が変更になったり、さらに追加で治療が必要になる場合は追加費用が必要になります。 抜歯が必要になる場合、オプション代が発生する歯科医院も多いです。 期間 必要な期間としては、通常2〜3年です。軽度の場合はもっと早く終わることもあります。 歯列全体を動かす必要があるケースでは多くの時間が必要になりますが、前歯の傾斜を改善するケースは比較的短期間で治療を終えることができます。 具体的な期間・費用は、初回カウンセリング後精密検査を受けることで確認することができます。 インビザラインによって出っ歯になることはある? インビザラインで出っ歯になったと感じやすい理由として「前方拡大」が挙げられます。 前方拡大とは、歯列を前に広げることで歯を移動させるスペースを確保する方法です。 抜歯をせずにインビザライン治療を進める場合に用いられることが多い方法ですが、前に出すぎてしまうリスクもあります。 また、医師の経験不足や、医師と患者とのゴール設定が不一致だと矯正終了後に「出っ歯になった」と感じることがあるかもしれません。 インビザラインで出っ歯を治療したい方は、横浜市瀬谷区の「三ツ境駅前スマイル歯科」にご相談ください 出っ歯はインビザライン矯正を検討する大きな理由となります。 インビザラインで出っ歯を改善することは可能ですが、お口の状態によってはインビザラインでの治療が難しい可能性もあります。 また、インビザライン治療でとられる方法のひとつである前方拡大では、歯列を前方に広げることから出っ歯になってしまったと感じる方もいます。 治療を開始するにあたって重要なのは歯科医院選びです。歯科医師の経験不足は治療結果に大きな影響を与えます。 三ツ境駅スマイル歯科では知識と経験豊富な歯科医師、スタッフがカウンセリングから治療まで担当します。 お悩みやご不安を聞き、患者様一人ひとりにあった治療方法をご提案させていただきます。 インビザライン矯正で出っ歯を改善したい方はぜひ、三ツ境駅前スマイル歯科にご相談ください。LINEでの新規矯正相談のご予約も承っております。 LINEでの矯正相談はこちら

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