インビザライン矯正は痛みを感じることがありますが、ワイヤー矯正に比べると痛みは少ないです。痛みの原因は様々ありますが、適切な対処法を用いることで、痛みを最小限に抑えられます。
今回はインビザライン矯正の痛みの原因、解決法などを詳しく解説します。
インビザラインの痛みは、ワイヤー矯正に比べて一般的に軽減される傾向があります。インビザラインは歯を段階的に少しずつ動かすため、ワイヤー矯正のような強い痛みが続くことは少ないです。
痛みの原因は、主にマウスピースが歯に加える圧力や新しいアライナーに慣れるまでの違和感から来るもので、これは歯が動いている証拠です。
一方、ワイヤー矯正は装置による摩擦や調整後の強い圧力が原因で、特に調整後の数日間は強い痛みを伴うことが多いです。さらに、口内の粘膜にワイヤーが当たることで、口内炎などが生じる場合もあります。
インビザラインでも痛みが完全にないわけではありませんが、適切な対処で痛みの軽減は可能であり、ワイヤー矯正に比べて全体的に痛みが少ないとされています。
インビザライン矯正では、さまざまなタイミングで痛みを感じることがあります。ここでは、9つの状況ごとに痛みの原因とその対処法について説明します。
インビザライン矯正を始めたばかりの頃、歯が新しい力で動かされるため、痛みや圧迫感を感じることがあります。これは、歯が少しずつ移動し始める過程で起こる自然な現象です。
最初の数日は特に強い違和感や痛みを感じることが多いですが、徐々に慣れていきます。この痛みは、歯が動いている証拠でもあり、通常は1週間以内に和らぎます。
インビザラインは、7〜10日ごとに新しいマウスピースに交換する必要がありますが、そのたびに痛みが発生することがあります。
新しいマウスピースは、前回のものよりも歯に異なる力を加えるため、その圧力に適応するまでの数日間は歯が圧迫されるように感じることがあります。この痛みも一時的なもので、2〜3日で軽減することがほとんどです。
矯正治療の中には、「ゴム掛け」と呼ばれるエラスティックを使用する方法があり、これは歯の位置をさらに精密に調整するために用いられます。
ゴム掛けは顎間の歯に追加の力をかけるため、初期段階では痛みや圧迫感を伴うことがあります。
この痛みも治療が進むにつれて軽減しますが、歯や顎の強い圧迫感が続く場合は、ゴムの調整や強度について歯科医に相談することが大切です。
マウスピースの縁が口内の柔らかい部分、特に頬の内側や舌に当たることがあり、この際に痛みや口内炎が発生することがあります。
マウスピースのフィット感が不完全な場合やエッジが鋭い場合、摩擦で粘膜が傷つきやすくなります。
こうした痛みを和らげるためには、歯科医にマウスピースを微調整してもらうか、ヤスリで縁を滑らかにするなどの対処が可能です。
インビザライン治療では、歯の動きを補助するためにアタッチメントと呼ばれる小さな突起が歯に取り付けられることがあります。これが口腔内の柔らかい部分に当たると、違和感や痛みを引き起こすことがあります。
アタッチメントの位置や大きさが痛みの原因になることが多いので、歯科医に調整を依頼しましょう。痛みが長引く場合は、口内の保護材を使用することも可能です。
インビザライン治療中は、マウスピースを外して食事を取ることが基本ですが、食事中にかみ合わせた際に歯の動きに伴う痛みが増すことがあります。
特に硬い食べ物をかむ時に痛みを感じることが多く、この時期には柔らかい食事を選ぶことが推奨されます。
また、矯正力がかかっている歯を保護するために、食後はすぐにマウスピースを装着することが大切です。
矯正治療の一環として抜歯を行う場合、その後の痛みが発生することがあります。特に、抜歯直後は歯茎や顎に強い痛みや腫れを伴うことが多く、これは自然な反応です。
抜歯後の痛みは通常数日から1週間程度で治まりますが、長期間続く場合や感染の兆候がある場合は、早急に歯科医に相談する必要があります。また、抜歯後に適切な口腔ケアを行うことも重要です。
IPR(Interproximal Reduction)とは、歯の間のスペースを作るために歯をわずかに削る処置で、これも痛みを伴うことがあります。
処置自体は比較的軽いものであり、歯や歯茎に大きな負担をかけることは少ないですが、削られた後の歯が一時的に敏感になることがあります。
この痛みは数日以内に治まることが多いですが、持続する場合は歯科医に相談することをおすすめします。
インビザライン矯正は計画的に進める必要があり、長期間マウスピースを装着しないでいると、歯が元の位置に戻り、再度装着した際に強い痛みが生じることがあります。
特に、数週間以上マウスピースを装着しない場合、再び装着するときには大きな圧迫感や痛みが感じられることが多いです。これを防ぐためには、計画通りにマウスピースを装着し続けることが重要です。
もし装着できない期間があった場合は、歯科医に相談し、調整が必要か確認することを推奨します。
インビザライン矯正の痛みは、どのタイミングでも適切な対処を行うことで軽減できることが多いです。
歯科医師と密に連携しながら治療を進めることで、痛みを最小限に抑えながらスムーズな治療が可能となります。
インビザライン矯正で痛みを感じた場合、以下の3つの対処法が有効です。
強い痛みがある場合は、市販の鎮痛薬を服用すると効果的です。
特に、マウスピースを交換した直後や矯正初期に痛みを感じる場合の服用が有効です。
硬い食べ物は歯に余分な負荷をかけ、痛みを悪化させることがあります。
矯正中は柔らかい食事を選ぶことで痛みを軽減できます。
痛みが長引いたり、異常を感じる場合は、歯科医に相談することが重要です。
マウスピースの調整やアタッチメントの改善により、痛みを軽減することが可能です。
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