インビザラインにはデメリットもある。メリットと比較しながら解説 COLUMN

2024.11.21

インビザラインにはデメリットもある。メリットと比較しながら解説

インビザラインには、装着時間を守る必要があることや、特に奥歯の移動には限界があるといったデメリットが存在します。また、ワイヤー矯正と比較して適用できるケースが限定されることもあります。

しかし、これらのデメリットは歯科医師の診断に基づき正しく選ぶことで最小限に抑えることができます。

今回はインビザライン矯正そのものについて詳しく解説していきます。

そもそもインビザラインとは

そもそもインビザラインとは

インビザラインは、透明なマウスピースを用いた矯正治療で、歯並びを少しずつ整えていく装置です。
従来のワイヤー矯正と異なり、目立ちにくく取り外しができるため、食事や歯磨きも通常通り行えます。

治療は個別の歯並びに合わせたマウスピースを数週間ごとに交換し、歯を段階的に移動させます。
軽度から中程度の歯列不正に適しており、日常生活に支障が少ない点が特徴です。

インビザラインのデメリット

インビザラインのデメリット

インビザラインには多くのメリットがありますが、一方でいくつかのデメリットも存在します。
それぞれのデメリットと、解決方法について詳しく解説します。

1.歯並びによっては治療の適用外となる

インビザラインは、主に軽度から中程度の歯列不正に対応する装置です。

重度の歯並びの乱れや骨格的な問題を伴うケースでは、マウスピース単体では理想的な効果が得られないことがあり、ワイヤー矯正や外科的治療が必要になる場合があります。

このため、自分の歯並びがインビザラインで治療可能かどうかは事前の精密な診断が欠かせません。

解決策として、信頼できる歯科医師の診断を受け、自分のケースに合った治療法を選ぶことが重要です。適切な診断を受ければ、自分の状況に最適な治療方法を見極められ、効果的な治療が期待できます。

2.マウスピースを
長時間着用する必要がある

インビザラインでは、1日20~22時間の装着が推奨されています。

このような長時間の装着が必要なため、装着時間を守れない場合には治療効果が減少し、治療期間が延びる可能性があります。

装着を忘れてしまうと、歯が計画通りに動かず、治療がスムーズに進まなくなることが懸念されます。このデメリットに対しては、時間を守ることが重要です。

たとえば、食事や歯磨き以外の時間には常に装着する習慣をつける、スマートフォンのアラーム機能を使って定期的に装着を確認するなど、装着時間を意識して管理する方法が有効です。

3.マウスピースの管理に手間がかかる

インビザラインのマウスピースは透明で目立たない一方、毎日のお手入れが必須です。

マウスピースの清掃を怠ると、口腔内の衛生状態が悪化し、虫歯や歯周病のリスクが高まることがあります。また、汚れが目立つようになると、見た目にも影響が出てしまいます。

このデメリットを軽減するためには、毎日のマウスピース洗浄を習慣にすることが大切です。専用の洗浄剤やブラシを使って丁寧に洗浄し、口腔内と装置の衛生管理を徹底しましょう。
また、取り外しの際にはケースに入れることで、紛失や破損を防ぎやすくなります。

4.食事に気を遣わなければならない

インビザラインは食事の際に取り外すことが推奨されていますが、マウスピースを装着したまま飲食すると汚れが付着し、臭いや虫歯の原因となるため、必ず取り外す必要があります。

また、飲み物に関しても、糖分や酸を含む飲み物を摂取するとマウスピースに悪影響が出る可能性があるため、注意が必要です。
これにより、外出先での食事や間食に気を遣う必要があります。

このデメリットに対する対策としては、食事後に水で口をゆすぎ、装着前に歯を磨くなどのケアを習慣づけることが有効です。

また、外出時には携帯用の歯ブラシやマウスピースケースを持ち歩くことで、どこでも簡単にケアができるようになります。

インビザラインには「適用できない歯並びがある」「装着時間を守る必要がある」「管理に手間がかかる」「食事に気を遣う必要がある」といったデメリットがありますが、これらは正しい習慣や管理を意識することで、改善が可能です。

適切な歯科医師の診断や装着管理、マウスピースのケアを行うことで、インビザラインのデメリットを最小限に抑えながら、理想的な歯並びを手に入れることができます。

インビザラインのメリット

インビザラインは、透明なマウスピースを使った矯正治療で、ワイヤー矯正と比較してさまざまなメリットがあります。

ここでは、インビザラインの利点をワイヤー矯正と比較しながら詳しく解説します。

1.マウスピースが目立たない

マウスピースが目立たない

インビザライン最大の特徴は、透明なマウスピースによる矯正のため、装着していてもほとんど目立たない点です。

従来のワイヤー矯正は、金属製のブラケットやワイヤーが見えるため、矯正中の見た目が気になる方も多いですが、インビザラインは透明な素材で作られているため、他人に気づかれることがほとんどありません。

仕事や日常生活で矯正装置を見られたくない方にとって、見た目の自然さは大きなメリットとなります。

また、写真撮影や会話の際も目立たず、特に成人の矯正には非常に適した方法です。

2.他の方法と比べて
痛みや違和感が少ない

他の方法と比べて痛みや違和感が少ない

インビザラインは歯にかかる力がワイヤー矯正よりも穏やかで、痛みが少ないとされています。
ワイヤー矯正ではブラケットやワイヤーが歯や口の粘膜に直接触れるため、口内炎や違和感が生じやすいです。

一方、インビザラインのマウスピースは薄く滑らかで歯にぴったりとフィットするため、矯正装置自体が口の中に干渉することが少なく、口内トラブルも起こりにくいです。

特に、痛みに敏感な方や、矯正中の違和感が気になる方にとっては、インビザラインの方が快適な治療が期待できます。

3.簡単に取り外せる

簡単に取り外せる

インビザラインのもう一つの大きな利点は、簡単に取り外しができることです。

食事や歯磨きの際に外せるため、従来のワイヤー矯正と違って食事制限がなく、硬いものや粘着性のある食べ物も気兼ねなく食べることができます。

また、歯磨きやフロスも普段通り行えるため、矯正中でも口腔内を清潔に保ちやすいというメリットがあります。

ワイヤー矯正では、ブラケットやワイヤーの間に食べ物が挟まりやすく、ケアが困難な場合が多いため、虫歯や歯周病のリスクも高まります。
インビザラインなら、矯正中の歯の健康管理も容易です。

4.3Dシミュレーションで
治療計画を確認できる

3Dシミュレーションで治療計画を確認できる
3Dシミュレーションで治療計画を確認できる

インビザラインの治療は、3Dシミュレーション技術を用いて、治療開始前に治療計画と歯の移動過程を視覚的に確認できる点も大きなメリットです。

このシミュレーションにより、最終的な歯並びや治療期間を事前に把握できるため、治療内容に対する理解が深まり、不安を軽減できます。

ワイヤー矯正では、治療結果や期間の予測が困難な場合が多いですが、インビザラインの3Dシミュレーションなら、患者様が納得したうえで治療に臨むことが可能です。

また、治療経過もモニタリングしやすく、予定に応じた微調整が可能であるため、理想の仕上がりに近づけることができます。

5.通院頻度が少ない

通院頻度が少ない

インビザラインはワイヤー矯正と比べて通院頻度が少ないことも特徴です。

ワイヤー矯正では定期的なワイヤー調整が必要なため、1〜2ヶ月に一度の通院が求められますが、インビザラインは数週間分のマウスピースをまとめて渡されるため、自己管理で治療が進められるのが利点です。

また三ツ境駅前スマイル歯科では、デンタルモニタリングという新しいシステムを導入しています。

専用の機械とアプリを使い、自宅で患者様のお口の状態をスキャンしていただきます。取得したデータは医院にも連携されるため、来院してチェックする頻度が大幅に少なくなります。
忙しい方や通院が難しい方にとって、少ない頻度での通院は時間的な負担の軽減にもつながります。

また、通院時の負担が少ないため、長期的に治療を継続しやすくなり、ストレスも少なく済みます。

インビザラインは、ワイヤー矯正と比べて「目立たない」「痛みが少ない」「取り外しが可能」「治療計画が確認できる」「通院頻度が少ない」といった多くのメリットを持っています。

日常生活や仕事に支障をきたさず、快適に治療が進められるため、見た目や痛みが気になる方、忙しい方にとっては非常に適した矯正方法です。

インビザライン矯正で
後悔しないために

インビザラインで後悔しないためには、以下の3つのポイントに気を付けることが大切です。

1.インビザラインの実績が
豊富な歯科医院を選ぶ

インビザライン治療の成功には、歯科医師の経験が非常に重要です。

実績豊富な歯科医院では、患者様の歯並びに応じた適切な治療計画を立て、予期せぬ問題に対しても的確に対応してくれます。

また、実績が豊富な歯科医師は、適用範囲や予想される治療期間の見通しについても正確に説明できるため、安心して治療を進めることができます。

信頼できる歯科医院を見つけるために、実績や口コミを事前に確認し、納得できるクリニックを選びましょう。

2.カウンセリングで
不安を解消してから治療を開始する

治療開始前のカウンセリングは、自分の不安や疑問を解消するための重要なステップです。インビザラインは装着時間や日常のケアが求められるため、治療内容や期間、費用について納得しておくことが大切です。

カウンセリングでは、治療の流れや日常生活での注意点、メリット・デメリットについても細かく質問し、治療への理解を深めることで、後悔を避けやすくなります。十分な説明を受け、納得した上で治療を始めることが、満足度の高い結果につながります。

3.口内を清潔に保つ

インビザラインでは、マウスピースを長時間装着するため、口内の衛生管理が重要です。

マウスピースが汚れると、口腔内に細菌が増殖しやすくなり、虫歯や歯周病のリスクが高まります。マウスピースは毎日清掃し、歯磨きやフロスをしっかり行いましょう。食事の後は必ず歯を磨いてから装着し、外出時にも携帯用の歯ブラシを持ち歩くなど、衛生管理に努めることが大切です。

口内を清潔に保つことで、治療効果を維持し、健康的な口腔環境を保つことができます。

これらのポイントを意識して治療に取り組むことで、インビザラインのメリットを最大限に活かし、後悔のない矯正治療が実現できるでしょう。

三ツ境駅前スマイル歯科では、豊富な矯正経験をもとに、患者様一人ひとりに合わせた治療方法を提案しています。

治療開始前のカウンセリングでは経験豊富な歯科医師、スタッフがこれまでの症例を参考に、患者様からお聞きしたお悩みや不安を解消し、治療へと進んでいけるように心がけております。

また、治療経過で生じた問題にもすぐに対応できるように、LINE対応にも力を入れております。

インビザラインにかかる
期間・費用

インビザラインの治療は、患者様の歯並びの状態に応じて、以下のようなステップで進められます。

1.カウンセリングと診断
(約1~2週間)

まず、歯科医師によるカウンセリングと診断が行われ、治療の適応やおおよその期間、費用が提示されます。

3Dシミュレーションで歯の動きや治療計画を確認できるため、治療内容を明確に理解できます。初回の相談は無料または数千円で受けられる場合もあります。

2.マウスピース作製と装着開始(約1~2か月)

診断結果に基づき、患者専用のマウスピースを作製します。装着開始までに数週間を要することが多く、作製費用を含めて初期費用は総額の一部として数十万円程度かかります。

3.矯正治療期間(6か月~2年程度)

インビザラインの治療期間は、軽度の歯列不正で約6か月、一般的なケースで1年半から2年程度です。この期間中は、約2週間ごとにマウスピースを交換し、歯を少しずつ動かしていきます。

治療費は全体で70〜100万円程度が一般的ですが、症状の程度に応じて異なります。

4.保定期間(約1~2年)

矯正治療が終了した後は、歯並びを安定させるためにリテーナー(保定装置)を装着します。この保定期間も1〜2年が目安で、費用が別途かかる場合もあります。

これらのステップを通じて、インビザライン治療の期間と費用が決まります。

インビザラインで失敗したくない方は、
横浜市瀬谷区の「三ツ境駅前スマイル歯科」にご相談ください

三ツ境駅前スマイル歯科

三ツ境スマイル歯科ではこれまでの豊富なインビザライン矯正経験を元に患者様一人ひとりに合わせた治療を提案しております。

初回カウンセリングだけでなく、治療開始後も、経験豊富な歯科医師、スタッフが患者様の不安や悩みを解消できるように対応させていただいております。

LINEで新規の矯正相談を承っています。インビザラインでの矯正をお考えの方はお気軽にご相談ください。

タップで電話する 045-369-1182 アクセス 24時間WEB予約 LINE矯正相談