インビザライン矯正の治療期間を正しく知っていますか?
治療期間は年齢や症例によって異なりますが、12歳以下の小児では6ヶ月から18ヶ月、13歳以上では12ヶ月から24ヶ月となることが多いです。
症例毎の治療期間の平均としては、軽度の不正咬合なら3ヶ月から9ヶ月、中程度で9ヶ月から18ヶ月、重度の場合は18ヶ月以上が一般的です。
一人ひとりに合わせたオーダーメイドな治療計画を立てることで、治療期間の短縮が実現できます。
この記事では治療期間の詳細と治療期間短縮のためのポイントについてお伝えしていきます。
小児の場合は骨の成長がまだ続いているため、治療が比較的早く進むことが多いです。6ヶ月から18ヶ月の期間で治療が完了することが一般的です。
13歳以上の場合、治療期間は6ヶ月から24ヶ月です。13歳以上の場合は年齢よりも歯並びのガタガタの程度によって治療期間が大きくかわります。
軽度の不正咬合であれば3~6ヶ月、中等度であれば6~12ヶ月、重度であれば12~24ヶ月となります。詳しくは症例毎の治療期間や概要を後ほど解説いたします。
ちなみに三ツ境駅前スマイル歯科の年齢毎の治療期間の平均データは下記になります。
適切な時期に適切な治療計画を作成することで、短い治療期間で歯並びを整えることができます。これには専門的な知識や技術が必要になりますので、治療期間や治療結果は医院毎に異なります。
参考までに、当院では60%以上が9ヶ月以内に治療を完了しています。
13歳以上では、70%以上が1年以内に治療完了しています。
治療期間 | 2〜3年 |
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概要 | 上の前歯が下の前歯に大きく被さっていて下の歯が見えない状態で、ガミースマイルを併発している場合も多いです。 前歯が長すぎたり、奥歯が短すぎることが原因で、噛み合わせが悪くなります。抜歯が必要な場合も多く、完治まで時間がかかります。 |
治療期間 | 2〜3年 |
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概要 | 口を閉じても上下の歯に隙間ができる状態です。 舌の使い方が原因とされ、癖が残ると治療が長引くことがあります。筋機能療法や抜歯が考慮されます。 |
治療期間 | 6ヶ月〜2年 |
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概要 | 上の前歯が突き出ている状態です。 唇を閉じるのが難しく、虫歯や歯周病のリスクが高くなります。 |
治療期間 | 機能的要因:1年半〜2年半 下顎が大きくしゃくれている場合は外科手術が必要です。手術を必要とする場合は治療期間は3〜4年となります。 |
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概要 | 下顎が前に出ている状態です。 機能的な要因と骨格的な要因があり、外科手術が必要な場合もあります。 |
治療期間 | 6ヶ月~3年 |
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概要 | 歯が不規則に生えている状態です。顎が小さくて、歯が大きいことで歯並びが乱れます。 ガタガタの程度やスペース不足が軽度な場合は、マウスピース矯正で治療することで短期間で改善が可能です。スペース不足が重度な場合は、抜歯をしてスペースを確保してからワイヤー矯正で治療します。その場合は期間が長くなることが多いです。 軽度か重度かの判断は患者自身での判断は難しいので専門家に相談することが必要です。 |
治療期間 | 6ヶ月〜1年 |
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概要 | 歯と歯の間に隙間がある状態です。比較的簡単に治療でき、抜歯が不要な場合が多いです。マウスピース矯正の得意とする症例で、比較的短期間で治療可能です。 |
矯正にあたり歯を抜く必要がある場合、つまりスペース不足が大きく歯の移動量が多い場合は歯の移動に相応の時間がかかるため、全体の治療期間が長くなります。
歯並びが重度に悪い場合、歯を理想の位置に移動させるために、より多くのマウスピースが必要になることがあり、その分治療期間が延びます。
虫歯や歯周病がある場合、まずそれらの治療を優先する必要があります。これにより矯正治療の開始が遅れ治療期間が延びます。
マウスピースを推奨される時間(通常は1日20~22時間)通りに装着しないと、歯の移動が遅くなったり、予定通りの移動が行えないことからマウスピースが不適となります。再度のマウスピース作成が必要になることから治療期間が長引く原因となります。
治療期間を短くするためには、患者様が医療者側の提示した治療方針を理解して受け入れ、医療者の指示や自己管理などを守り、実践することが重要です。装着時間や来院頻度の順守などの指示を守らないと、進捗状況の確認や必要な調整が行えず、結果的に治療期間が延びます。
マウスピースを破損したり紛失したりすると、再作成が必要になり、その間に歯の移動が止まるため、治療期間が延びます。
推奨装着時間 | インビザラインでは、1日20~22時間の装着が推奨されています。 この時間を守ることで、歯が適切に移動し、治療がスムーズに進みます。 |
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習慣化 | 日常生活の中でマウスピースを着ける習慣をつけることが重要です。 例えば、食事や歯磨き以外の時間にしっかりと装着しましょう。 |
取り扱いに注意 | マウスピースを外す際や保管する際には、慎重に扱いましょう。 特に、食事中や飲み物を摂る際は、外したマウスピースを安全な場所に保管することが大切です。 |
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予備の用意 | 紛失や破損に備えて、予備のマウスピースを作成しておくことも検討すると良いでしょう。 |
指示通りの交換 | マウスピースの交換時期は、治療計画に基づいて設定されています。 指示されたタイミングでマウスピースを交換することで、歯が予定通りに移動します。 |
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自分で管理 | 交換日をカレンダーに記入したり、リマインダーを設定するなど、自分で管理することが効果的です。 |
定期的な歯磨き | マウスピース装着中でも、食後には必ず歯磨きを行い、口腔内の清潔を保ちましょう。 これにより、虫歯や歯周病のリスクを減少させます。 |
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マウスピースの洗浄 | マウスピースも定期的に洗浄し、細菌の繁殖を防ぎましょう。 専用の洗浄剤やぬるま湯を使って優しく洗うと良いです。 |
定期チェック | 定期的な通院を守ることで、歯の移動状況やマウスピースのフィット感を確認し、必要に応じて調整を行うことができます。 |
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治療計画の確認 | 通院の際には、治療計画についても確認し、自分の進捗を把握することが大切です。 |
これらのポイントを守ることで、インビザラインの治療期間を効率的に短縮し、スムーズに進めることができます。
特定の装置を使用することで、歯の移動を促進し、治療期間を短縮できる可能性があります。
光のエネルギーを利用して、歯の周囲の骨に働きかけ、歯の移動を加速します。
インビザラインと従来のワイヤー矯正を併用することで、特に難しいケースや重度な歯並びの場合に、効率的に歯を動かすことができます。
このアプローチにより、特定の歯の動きが迅速化され、全体の治療期間を短縮できることがあります。
マウスピースを正しい位置にフィットさせるための器具です。装着時に噛むことで、マウスピースが歯にしっかりとフィットし、効果的に歯を動かすことができます。
これにより、歯の移動がスムーズになり、治療期間の短縮に寄与します。
これらの方法を検討する際は、必ず担当医に相談し、治療計画に合ったアプローチを選ぶことが重要です。適切な方法を選ぶことで、効率的に治療を進めることができるでしょう。
マウスピース矯正は多くの医院で導入されておりますが、治療期間を短縮する工夫をおこない「治療期間を短く、費用を少なく」という矯正治療を目指している医院はなかなか少ないのが現状です。横浜市瀬谷区や旭区周辺で矯正治療を検討中の方は、ぜひ三ツ境駅前スマイル歯科までご相談ください。
初回の矯正相談は無料です。Webよりお申し込みができます。