インビザライン矯正中の外食はどうする?注意点を解説します COLUMN

2025.04.11

インビザライン矯正中の外食はどうする?注意点を解説します

インビザライン矯正を始める際、特に気になるのが外食時の過ごし方です。マウスピースを外すタイミングや時間、食後にするべきことなど気を付けるべきポイントが多くあります。

今回は外食時の過ごし方、気を付けるべきことを詳しく解説していきます。

インビザライン矯正中の外食では必ずマウスピースを外す

インビザライン矯正中の外食では必ずマウスピースを外す

インビザライン矯正中の外食でマウスピースを外さなければいけない理由は大きく3つあります。

①マウスピースが破損・変形してしまうから

マウスピースは柔らかい素材でできており、厚さは0.5mmほどです。そのため、マウスピースを付けたまま硬いものを噛むと、傷ついたり変形してしまうことがあります。また、食事の時に歯にかかる力は40~60㎏あるといわれており、その衝撃でマウスピースにヒビが入って割れてしまう可能性もあります。破損したマウスピースでは歯に正しい矯正力がかからないため、治療に影響が出てしまいます。

さらに、マウスピースの作り直しが必要になると、追加で費用や期間がかかってしまいます。

②マウスピースが変色してしまうから

外食時にはお茶やコーヒー、カレーやミートソースなど着色しやすい飲み物や食べ物を選ぶことも多いでしょう。そんな時にマウスピースを付けたまま食事をすると、歯だけでなくマウスピース自体にも着色してしまうのです。

インビザライン矯正のメリットでもある目立ちにくさが失われてしまいます。

③虫歯や歯周病が進行してしまうから

マウスピースを着用したまま食事をすると、歯とマウスピースの間に食べかすが入ってしまい、虫歯や歯周病が進行する原因になります。

加えて、マウスピース着用中は唾液が口の中に行き渡りにくい状態なので、さらに虫歯や歯周病のリスクが上がってしまうのです。矯正中に虫歯や歯周病が進行してしまうと、治療を一度中断する可能性もあります。

インビザライン矯正中の外食で
マウスピースを外すタイミング

インビザライン矯正中の外食でマウスピースを外すタイミング

インビザライン矯正中の外食でマウスピースを外すタイミングに迷う方も多いと思います。インビザライン矯正は1日22時間以上の装着が推奨されているので、なるべく外している時間を短くする必要があります。

そのため、食事の直前に外すのがベストです。食事の相手にもよりますが、注文後食事が運ばれてくるまでの間に化粧室で取り外すのがおすすめです。

インビザライン矯正中の外食で
マウスピースをどう扱うか

インビザライン矯正中の外食でマウスピースをどう扱うか

外食中に外したマウスピ-スの取り扱いには、特に気を付けなければなりません。ポイントは2つあります。

①食前に外したマウスピ-スを専用ケースで保管する

外したマウスピースをティッシュにつつんだまま誤って捨ててしまったり、お店のテーブルの上に置いて忘れてしまうことも少なくありません。また、マウスピ-スをテーブルの上に置いたまま食事をすることは、食事のマナーの観点から見てもあまり良いことではありません。

専用ケースは矯正開始時にマウスピ-スと一緒に渡されるので、外食時には持ち歩くようにしましょう。

②食後に必ず歯磨きをし、すみやかにマウスピ-スを装着する

矯正中は唾液による自浄作用の効果を受けにくく、通常よりも虫歯や歯周病のリスクが高い状態です。また、食事後そのままマウスピ-スを着用すると歯やマウスピ-スに着色する可能性もあります。外食の際には歯ブラシを携帯し、食後は可能な限り歯磨きをするように意識しましょう。

マウスピ-スを外すタイミングでも触れましたが、インビザライン矯正におけるマウスピ-スの装着時間はとても重要です。マウスピ-スを外している時間をなるべく短くするため、食後はすみやかにマウスピ-スを装着しましょう。

インビザライン矯正中に
マウスピースを付けたまま飲食できるものはある?

インビザライン矯正中にマウスピースを付けたまま飲食できるものはある?

インビザライン矯正中、マウスピ-スを装着したままの飲食は基本的に避けるべきです。咀嚼が必要ない飴や甘い飲み物なども歯とマウスピースの間に入り込んで虫歯・歯周病の原因になります。色の濃い飲み物も着色の原因になるので控えるようにしましょう。

水であれば、虫歯や歯周病、着色の心配がないため飲んでもかまいませんが、お湯は熱に弱いマウスピースが変形してしまう可能性があるので、なるべく冷ましてから飲むことをおすすめします。

外食時に歯ブラシが
使えないときの対処法

外食時に歯ブラシが使えないときの対処法

外食時、歯ブラシを使った口腔ケアができない場合の対処法を3つご紹介します。

  1. うがいをする食後に歯磨きができない場合は、最低でもうがいをするようにしましょう。
    水のみでうがいをする場合は口の中にたまっている汚れや食べカスを物理的に落とすために、強めにブクブクと洗浄しましょう。
  2. マウスウォッシュを使用するマウスウォッシュを使用する前に水で強めのうがいをしてある程度食べかすなどを取り除くことで、より効果的に菌の繁殖を抑えることができます。
    最近は携帯用の小さいサイズのマウスウォッシュも販売されているので、カバンに常備しておくことをおすすめします。
  3. 歯磨きシートを使用する歯磨きシートは水が使えない状況でも使用できる便利アイテムです。シートにしみ込んだ薬液で歯の表面の汚れをふき取ることができます。
    四角いシートタイプや指サック状のものもあるので、使いやすいものを常備しておくとよいでしょう。

その他、インビザライン矯正中の外食で気をつけること

その他、インビザライン矯正中の外食で気をつけること

その他にインビザライン矯正中の外食で気を付けることをご紹介します。

①食べ歩きをする際にはマウスピースを外す

マウスピースを装着している間は基本的に飲食はできません。これまで説明したように、マウスピースを付けたまま飲食を行うとマウスピースが破損・変形したり、虫歯や着色のリスクもあります。そのため、食べ歩きをする際にはマウスピースを外す必要があります。

マウスピースの装着時間にも気を付けなければいけないので、食べ歩きはできるだけ短時間で行うことが理想的です。また、マウスピースを再装着するときは可能な限り口腔ケアを行いましょう。

②マウスピースを人前で外さない

外食時は食事をとるギリギリまでマウスピースを装着しておくことが理想なので、食事の席でマウスピースを外すこともあるでしょう。家族や友人などインビザライン矯正について理解がある人との食事の場であればそこまで気にする必要はないのかもしれません。

しかし、口の中にあったものがテーブルに置いてある状態が不快に感じる方も多いので、マウスピースを外したら必ず専用ケースで保管するようにしましょう。周囲の方への配慮にもなることはもちろん、マウスピースの紛失を防ぐことにも繋がります。

インビザライン矯正にご不安がある方は、
横浜市瀬谷区の「三ツ境駅前スマイル歯科」にご相談ください

三ツ境駅前スマイル歯科

インビザライン矯正を検討している方の中には、様々な理由から外食の頻度が多い方もいらっしゃるでしょう。矯正中も食事が制限されるわけではないので、装着時間や食後の口腔ケア、マウスピースの取り扱いなどに気を付ければ、いつも通り外食を楽しむことが可能です。最初は面倒に感じることも多いかもしれませんが、習慣化していくことを意識するようにしましょう。

三ツ境駅前スマイル歯科ではカウンセリングから治療まで経験豊富な歯科医師・スタッフが担当します。インビザライン矯正中の外食に不安がある方はぜひ、三ツ境駅前スマイル歯科にご相談ください。お口の写真を送っていただくことで、オンラインでの矯正相談も可能です。

アクセス 24時間WEB予約 矯正相談予約 矯正相談予約